ロシアのプーチン大統領は16日、ロシアの戦術核兵器の一部をすでにベラルーシ領内に搬入したと明らかにした。ロシア北西部サンクトペテルブルクで開催された国際経済フォーラムの全体会合で話した。年内にも全ての配備を完了するとしている。 タス通信によると、プーチン氏は会合で、ベラルーシのルカシェンコ大統領と戦術核の同国への配備についてこれまで協議を続けてきたことに触れ、「ベラルーシ領内に戦術核兵器の最初の移送がなされた。これは第1陣であり、年内に全ての配備を完遂する」と述べた。ベラルーシへの戦術核配備は欧米に対する抑止力としての意味合いがあるとし、核兵器を使用する必要性はないと述べた。一方で、「ロシアの領土的一体性や独立、主権、国家としての存在に脅威が生じた…