民主党の鳩山由紀夫代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」への「匿名の個人献金」が10年間で、約3億3800万円にのぼることが1日、本紙の調べでわかりました。鳩山氏は6月30日の会見で、「故人献金」を含む虚偽献金の背景について、「私への個人献金があまりにも少なかったので、(秘書が)『それがわかったら大変だ』という思いがあった」と釈明しましたが、この説明と実態が大きくかけはなれていることになります。 「匿名献金」は、政治資金収支報告書に氏名や住所を記載する必要のない5万円以下のもの。同懇話会の1998年~2007年の政治資金収支報告書によると、年間約2700万円(99年)~1億1000万円(03年)の個人献金を受け取っています。総額は約5億9000万円。 このうち、5万円以下の「匿名献金」の総額は約6割に相当する3億3829万3520円にのぼります。約8000万円と最も多い03年の場合、少なくと