チリ内務省は19日、大地震による死者は452人で、なお97人が行方不明だと発表した。11日のピニェラ政権発足後、初の公式統計。身元確認した死者は497人とした8日のバチェレ前政権による発表を下方修正した。内務省は照合を重ねた上での「死者・不明者の唯一のリスト」としている。 前政権下では死者は一時約800人とされた。連絡が取れないと当局に届け出があった人々を死者数に計上したためとみられている。 同省の説明によると、452人のうち359人は身元が判明し、医師の診断などで地震や津波が直接の死因と証明された。残る93人のうち67人は身元が確認されたものの医師の死亡診断書が整っておらず、一部は遺体の損傷が激しく身元特定が不可能などとしている。(共同)