爆発があったイラク首都バグダッド(Baghdad)・デュラ(Dura)地区の市場の入り口に立つ治安要員(2013年12月25日撮影)。(c)AFP/ALI AL-SAADI 【12月26日 AFP】イラクの内務省報道官によると、同国首都バグダッド(Baghdad)で25日、キリスト教の教会近くの市場で2つの爆弾が爆発し、35人が死亡、56人が負傷した。バグダッド周辺では同日、この他にも爆発や襲撃事件が相次ぎ9人が死亡。死者は計44人に上った。 爆発があった市場は、キリスト教徒とイスラム教徒が混在するデュラ(Dura)地区に位置している。 治安当局は当初、市場での爆発の他に、聖ヨハネ(St. John)教会を狙った自動車爆弾が仕掛けられたと説明していたが、内務省報道官や地元の聖職者らは、全員がこれを否定した。同報道官は「狙いは市場であって、教会ではない」と述べた一方で、「標的となったのはイス