政府が再稼働を狙う関西電力大飯原発3、4号機の地元、福井県おおい町の時岡忍町長(74)の再稼働に前向きな発言に注目が集まっています。そんな中、関西電力と時岡町長とのただならぬ関係を問う声も強まっています。 直接受注3億円超 本紙は、時岡町長が創業し、今も役員をつとめる鉄工会社「日新工機」(おおい町、資本金1000万円)が原発関連の工事を8年間で4億6800万円分も受注し、関電からの直接受注が3億円を超えることを1月4日付で報じました。 この問題は「朝日」(1月4日付夕刊)、「東京」(2月26日付)、「毎日」(4月6日付夕刊)などが追いかけて報道。再稼働のカギをにぎる原発立地自治体トップと電力会社との不適切な関係を指摘しています。 飲食・ゴルフも 時岡町長の長男で、同社社長の時岡良樹氏(43)は、本紙の取材に同社と関電の密接な関係を認めていました。 ―基本的に原発関係の工事をする会社なのか?