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掃除・片付け
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評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。 筆者が勤務している大学のゼミで、「運転免許を持っている人」と聞いてみたら、20人のうち2人しか手を挙げませんでした。 持っていない学生に理由を聞いてみると、「別に必要を感じないから」と答えます。 なるほど首都圏に住んでいれば、交通には不便を感じません。 しかしそこにお金の問題がからんでいることは明白です。 免許取得には20万円以上かかりますし、車を持とうと思ったらさらに相当の出費を覚悟しなくてはなりません。 筆者の学生時代(半世紀前)は、大学に入ったら運転免許を取る、というのが当たり前の目標になっていました。 いつまでとはっきり言えませんが、少なくともバブルがはじけるまでは学生が免許を持つことは当然の現象だったでしょう。 また、中古車でもいいから自分の車を持つというのも多くの
評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。 現代貨幣理論(MMT)を体系的に論じたランダル・レイ氏の『MMT現代貨幣理論入門』には、政府が雇用の安定と貧困の解決を目的として提供する「就業保障プログラム(JGP)」というアイデアがやや詳しく紹介されています。 これは簡単に言えば、政府自らが最低賃金を決めて労働者を雇い入れ、不況時に失業者が増大しないようにするシステムです。 政府の提供する仕事は、インフラの整備や社会福祉事業など、公共性の高いものが中心となるでしょう。 しかしそれだけではなく、ふだん民間が行なっているさまざまなプロジェクトについても、不況時には政府もタッチして、失業者に就業機会を提供することになります。 世界恐慌時代のニューディール政策がそのモデルの一つです。 こういうと、いわゆる「小さな政府」論者は、すぐ
評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。 報道によりますと、民進党は、8日、幹部会議で幹事長代行に辻元清美氏を選ぶことに決定しました。 この人選も問題ですが、山尾志桜里不倫疑惑問題の余震をなるべく早く終息させようとの思惑でしょう。まあ、勝手にやってくれというほかはありません。 山尾議員は不倫の事実を認めず、民進党を離党することになりました。 離党でなく議員辞職すべきだとの声もありますが、ここで論じたいのは、その種の議論ではありません。 解体しつつあるいまの民進党に何を期待しても無駄です。 壊れゆく運命にあるものは、自然の勢いに任せよ。 森友学園問題に始まり、加計学園問題、豊田議員暴言問題、稲田元防衛省失言問題、そして今回の山尾議員不倫疑惑問題と、ここのところ政局は、スキャンダルに翻弄されている感があります。 もちろん
評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。 高橋洋一VS三橋貴明 去る7月18日、産経新聞の「金曜討論」欄に、元大蔵(財務)官僚でリフレ派経済学者の高橋洋一氏と、中小企業診断士で経済評論家の三橋貴明氏との「討論」が掲載されました。 この欄は、論者が直接対面するのではなく、担当記者がそれぞれに同一テーマについてインタビューし、両者同じ字数でその見解を載せる形をとっています。このスタイルのほうが論点が冗漫に流れず、よく論理的に整理されるので、読者にとっては相違点が明瞭にわかるという利点があります。 さてテーマは、今年1月に施行された「タクシー減車法」の評価をめぐってです。これは2002年の参入規制緩和を見直し、価格競争激化によって生じる格安タクシー料金に規制をかけるもので、すでに国土交通省による格安タクシー業者への値上げ勧
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