ホルムズ海峡の通航リスクにより、ペルシャ湾内に滞留している船舶の「戦争不稼働損失保険」を巡り、一部の海運会社と保険会社の間で意見の相違が生じている。一部の海運会社は、水域での足止め事象「ブロッキング&トラッピング」(B&T)が発生しているとして、封鎖によって逸失した運賃収入を補填(ほてん)する保険金の支払いを要求。一方、保険会社側は同海峡を一定数の船が通航している実績を挙げ、B&Tの要件である完全な閉塞(へいそく)には当たらないとして、支払いに応じない姿勢を見せている模様だ。 「保険金を受け取れるかどうかが、今期の業績にも一定の影響を及ぼす」 ある邦船オペレーター関係者は、ペルシャ湾内の船に対する不稼働損失保険についてそう語る。 ホルムズ海峡の事実上の封鎖から約3カ月が経過し、ペルシャ湾内のスポット運航船やCOA(数量輸送契約)に従事している船舶は、運賃収入がほぼストップしている。封鎖が長