令和8年2月9日 がんの予防は、私たち一人ひとりの生活習慣と深く関わっています。近年、国際的な研究の積み重ねにより、飲酒ががんのリスクを高める要因であることが、科学的に明確になってきました。世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、飲酒を「ヒトに対して発がん性がある」と評価しています。これは、飲酒が口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓(肝細胞がん)、大腸、乳房など、複数のがんの罹患リスクを高めることが、多くの研究で示されているためです。 重要な点は、飲酒量が増えるほど、がんのリスクも高くなるということです。また、これまでの研究から、「ここまでなら安全」と言い切れる飲酒量は明らかになっておらず、少量の飲酒でもがんのリスクが高まることが知られています。特に日本人では、体質的にお酒に弱い方(遺伝的にアルコールを分解しにくい方)が一定数おり、より配慮が必要となります。 これまで