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ADS-Bのアンテナも屋外設置して、それなりに受信ができるようになりました。ここまできたら常時運用してみたいところです。ところがPCで常時運用を行うとそれなりの電力を消費してしまいますし、なにかと邪魔です。そこでお決まりの小型省電力なRaspberry Piを使うことにしました。これなら消費電力は2W程度で済ませられます。 実は既に各種データ収集のためにRaspberry Piを常時稼働させておりましたので、これにADS-B受信も便乗させることにしました。 使用したRaspberry Piは、最初の販売バージョン256MBのモデルです。これまで、I2Cの大気圧センサ、自作USB温度センサ、Bluetooth経由で電力量の収集を行って、それぞれインターネットにアップロードを継続して行っています。ここにRTLドングルを追加することにしました。ただ、屋外から引っ張ってきたUSBケーブルで場所の都
最近作っているもの紹介第2弾です。LPC-Link2でFM受信機の作成にチャレンジしていたのですが成功しました。MCUのソフトウェアのみの実装によるダイレクトコンバージョンで、FM放送を受信できているのは、もしかしたら世界初かもしれないと思っています(Loとミキサ無しのSDRでという意味です)。 LPC-Link2のMCU LPC4370には80Msps12bitの高速ADCが搭載されています。このスペックを見たら受信機をつくってみたくなるのは道理ではないでしょうか。 作業はかなり前(前の冬頃ww)に始めていたのですが、長い間DMA周辺がうまく動作させられず滞っていました。ようやく音になったのは数ヶ月経過した夏頃でした。しばらく寝かせていたのですが、最近引き続き改善を進めています。いくつか間違いが見つかり音質も改善、ステレオ化にも成功し、現在はHiFiといっても良い音質で再生できています。
About SDR(Software Defined Radio)や測定器などコンピュータに関係したRF技術についてのメモです。時折キットを頒布しています。 Ask me anything Raspberry PiをFMトランスミッタとするハックについての解説をトランジスタ技術2014年7月号特集に寄稿しましたが、若干こちらで補足したいと思います。 海外のサイトでは既に何度か紹介されていますが、GPIO端子に短いアンテナ線を接続してコマンドを実行するだけでFMラジオで受信可能なFM電波が放射されるというハックです。 Raspberry PiのMPUとして使用されているBRM2835というSoC(System on Chip)にはさまざまなペリフェラル(周辺機能)が用意されています。通常はGPIOやUART, I2Cデバイスを接続するために使用されています。これらの端子の一部には、クロックを
スペクトラムを眺めることは自分にとって実は密かな楽しみだったように思います。電波の質を確かめるのに、単純な受信機しか無かったときには、音で判断するほか手段はありませんでしたが、スペクトラムアナライザがもしあれば、さまざまな状況が画面で一目で見えると憧れたものです。昔、NHK出版から発行されていた今は無きエレクトロニクスライフ誌に、佐藤氏執筆によるスペクトラムアナライザの製作記事が掲載されたのを見た時には、自作が可能なのかと大変驚きました。図書館でバックナンバーのコピーを取りそれを穴があくほど眺め回したものです。旧Ham Journal誌にも同氏の製作記事が出たりもしましたが、やはり原点はエレクトロニクスライフ誌の記事だったように思います。 後日実際に製作にかかったものの、果たして難易度は高く、いろいろなモジュールを作っては壊し試行錯誤を繰り返しました。2SC1855でForward AGC
About SDR(Software Defined Radio)や測定器などコンピュータに関係したRF技術についてのメモです。時折キットを頒布しています。 Ask me anything Raspberry PiとRTL2832Uドングルを受信サーバとして使うためにrtl_tcpを修正した 前回Raspberry PiをRTL2832Uドングル用受信サーバとして使う方法を紹介しました。しかしながら実際に使用しようとした場合、安定して使用することができていませんでした。gqrxやgnuradioで構成したクライアントを使用して、rtl_tcpに接続したのち、一度切断、そして再接続しようとした時に、rtl_tcpが不正終了してしまい、いちいちコマンドを起動しなおす必要がありました。せっかく便利そうなリモート受信サーバなのですが、このままではちょっと残念な感じでした。そこで不具合の原因調査と修
RTL2832UをDirect Sampling Modeで使いGNURadioで中波AMラジオを受信する RTL2832Uドングルはその小ささからは信じられないほどの広帯域な受信が可能ですが、下限の周波数が30~50MHzということでHFやMFを受信することができません。ところがなんと若干の部品追加の改造することでHFやMFを受信する方法があるとのことなのでさっそく試してみました。 ドングルの中身は、前段のチューナチップがベースバンドへの周波数変換をして、後段のRTL2832UがI/Q信号のAD変換などベースバンドの処理を行うという構成になっています。ところが、RTL2832Uチップの隠れた機能として、0〜28MHzの範囲で任意のIF周波数を設定できる機能があり、この範囲の信号を取り込む能力があるとのことです。これをDirect Sampling Modeと呼んでいるようです。この機能を
デジタルTV放送(DVB-T)受信用として安価に販売されているUSBドングルが、SDRのフロントエンドとして使えるらしいことを知りました。これは試してみなければと思い、さっそくebayで注文してみました。この手のガジェットは中国から販売されるものが多く、ebayで購入したとしても販売元は中国だったります。送料無料の出品もたくさんあります。今回は$19(1500円ちょい)で購入しました。支払いはpaypal。注文から15日ほどで香港(HK)から届きました。 中身は、小さなドングル、アンテナとカードが一枚のみです。ソフトウェアのシリアルが記載されていましたがこれは使いません。aliexpressのURLも記載されていたのでそちらでも買えるようです。 さっそくMacに接続してみます。 無事にUSBデバイスとして認識しています。 GNURadioで使ってみます。とはいえGNURadioを使うのは初
About SDR(Software Defined Radio)や測定器などコンピュータに関係したRF技術についてのメモです。時折キットを頒布しています。 Ask me anything RTLドングルに関するニュースサイトrtl-sdr.comに、SDR#の作者が新しいSDR向けのハードウェアAirSpyをデザインしているという記事が掲載されました。興味が出たので読んで見てみると、Cortex-M4F(204MHz)、12bit-ADCという記述が目につきました。このスペックをマイコンと内蔵ペリフェラルで実装しているようです。記事にチップの型番など詳細について記載はありませんでしたが、スペックを頼りにネットを検索してみると、クロック速度やアーキテクチャ(M4F)からLPCシリーズのチップが該当するようです。LPC43xxというシリーズのLPC4370というチップには12bit-最大80
gqrxというGUI付きのSDRソフトウェアがあるとのことなので、試してみることにしました。ところがソースをダウンロードしてビルドしようとしたのですが、OSXには無いlibpulseが必要とのことで引っかかっていました。ググってみたところ、なんとMac OS用にポーティングしビルド済みのバイナリがDekarさんのblogで配布されていました。これを試してみたところなんとも簡単にRTLドングルを使っていろいろ受信することができましたので、紹介したいと思います。 http://dekar.wc3edit.net/2012/09/30/osx-port-of-the-awesome-gqrx-sdr-software/ ページ中程にあるqgrx_4.dmg(ディスクイメージ)をダウンロードして開くとアプリが入っています。これをアプリケーションフォルダ等お好きな場所にコピーするだけです。ドライバも
About SDR(Software Defined Radio)や測定器などコンピュータに関係したRF技術についてのメモです。時折キットを頒布しています。 Ask me anything 引き続きbladeRFを試していますが、Macでも使えるようになりましたのでメモしておきます。以前OSX 10.6でGNURadioをセットアップしましたが、最新のMountain Lion 10.8でもセットアップできました。 bladeRFのコードは毎日のように更新されていますが、先日のアップデートでlibusb対応になりLinuxカーネルドライバが不要になりました。WindowsやMac OSXでもコード上の互換性は問題無くなったはずですが、公式サイトやフォーラムでは、Mac OSXでの利用法がまだ出ていませんが、試してみたところうまくいったのでそのまとめです。 使用した環境ですが、Mountai
About SDR(Software Defined Radio)や測定器などコンピュータに関係したRF技術についてのメモです。時折キットを頒布しています。 Ask me anything 以前Raspberry Piでrtl-sdrを使ってリモート受信サーバに仕立てる件について記しましたが、先日追加でもう一台購入してセットアップしてみましたので、最近の状況について書いておきます。今回購入したRaspberry Piは、メモリが512Mbyteと倍増しています。前回は紙箱でしたが、今回はケースに入っていました。 使用するOSは、raspbianというDebian LinuxベースのRaspberry Pi用のディストリビューションです。バイナリイメージが配布されているので簡単にセットアップすることができます。サイトからダウンロードしてSDカードにセットアップします。方法は本家サイトの他、い
RTL2832Uドングルで使うrtl-sdrには、rtl_tcpのほかにもいくつかコマンドが含まれています。そのなかでもrtl_fmというコマンドはその名から予想されるとおり、FMを受信することができます。これはFM放送だけではなく、アマチュア無線のような狭帯域NBFMも復調できます。実はヘルプを見てみるとAMやSSB(LSB/USB)、果てはCWの復調やI/Q信号を取り出すことまで可能なようです。復調周波数や復調モードなどはすべてコマンドライン引数で指定することができます。 別報のとおりrtl_tcpによるリモート受信サーバの実験をしていたのですが、その流れでrtl_fmの仕様を眺めていたところ、これをHTTP CGIにすることを思いつきました。rtl_fmが標準出力に書き出すRAW AUDIOをブラウザがサポートするフォーマットに変換することができたならば、HTTPを経由して受信した音
About SDR(Software Defined Radio)や測定器などコンピュータに関係したRF技術についてのメモです。時折キットを頒布しています。 Ask me anything 今年、超小型のLinuxとして話題だったRaspberry PiをRTL2832Uドングルのサーバとして試用してみました。比較的簡単にビルドし、動作させることができました。 小型のLinuxをRTLサーバにすることによって、アンテナ直下にドングルとLinuxを置いて、EthernetやWiFiでアクセスすることが可能になります。まずは実験ということでrtl-sdrを動作させて、gnuradioから利用する手順を書いてみます。 RTL2832Uドングルに対応したSDRソフトウェアは、その制御にosmocomで公開配布されているlibrtlsdrというライブラリを利用しています。このライブラリはRTLドング
このサイトをカスタムドメインに変更しました ご無沙汰しております。 これまでこのブログは、tumblrのデフォルトのドメイン名のまま運用してきました。tumblrを使っていたのは、SEO的な対策をしないで済ませることと、広告が無いことが理由でした。 ちょっと思うところあって、今回カスタムドメイン名を付与することにしました。 ドメイン名は、 https://ttrf.tk/ です。 ドメイン変更に伴い、各記事のdisqusのスレッドを引き継げるよう対応をしました。 サイトの運用はまだtumblrのままですが、これも変更することを考えています。 リンクやブックマークをしていたいだいている場合は、新しいドメインに書き換えていただけますと大変ありがたいです。お手数ですが、これは是非お願いしたいです。 いくつか取り組んでいる書けていないネタがありますので、こちらで紹介していきたいと思っています。引き
RTL2832Uドングルを改造することでHFやMFを受信することができます。ドングルに載っているチューナチップをバイパスしてRTL2832Uチップに直接アンテナからの信号を入力して受信します。これをダイレクトサンプリングと呼んでいます。 元の原典は下記のようです。クロアチア語で改造の仕方などが書いてあります。 DVB-T dongle mods for 0-28MHz HF reception by YU3MA若干の部品と改造作業は必要ですが、RTL2832Uドングルを使用してHFの受信が可能となります。ここでは改めて7MHzの受信について書いてみます(写真は一部使い回しです)。 まず改造についてですが、ドングルにバランを付加します。まずはトランスですが、3本のポリウレタン線を撚って、小型のメガネコアにトリファイラで5ターン巻きました。3本のうちの2本を直列に接続して、巻数比1:2のコンベ
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