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猫
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つきよのアイスホッケー (世界傑作絵本シリーズ) 作者:ポール・ハーブリッジ 株式会社 福音館書店 Amazon 12月、初雪が降る前というのに気温がマイナス20度になる町で、子どもたちは満月の晩を待っている。 森の中のビーバー池に、アイスホッケーをやりにいくのだから。 どっさり雪が降る。月が満ちてくる。 そして、とうとう、その日が来る。 その日までの待ち遠しさも、その日の夕方、闇の森を歩くことも、そして、鏡のような池で汗びっしょりになるほどの夢中のアイスホッケーや、岸辺の篝火、雪を沸かしてみんなで飲む紅茶も、どれもどれも、なんだか夢みたいに明るい。 だけど、何よりも心に残るのは、子どもらを包む闇のあたたかさ。 温かいわけないでしょう。マイナス20度を軽く越える夜であるのに。 だけど、闇は、くるまったマントのように温かく感じる。木々の向こうにいるかもしれない動物の気配も、子どもらを照らす親
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