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タチの悪い言論とは何か――内田樹批判(その1) 小浜逸郎 私はジャーナリズム言論あるいは知識人言論のあるべき姿を、基本的には次のように考えています。 書き手が時代の現状をできるだけ把握したうえで、その状況に対してある主張・意見を示し、なぜ自分はそういう主張・意見をもつのか、その根拠を、論理的に説明する。それは突き詰めて言えば自分の思想的な立場(政治的な立場ではありません)を鮮明にすることにつながる。要するに、「私はこの問題に関してはこう思う」とはっきり言うことである、と。 しかし、そうは言っても世は複雑で難解。必ずしも立場を言葉で鮮明にできるとは限らないし、それが無条件にいいとも言い切れないこともあります。厚みを失った単純な裁断は、時として言論文化を腐らせる元にもなるからです。ですから、そういう場合には、「このことに関して自分はいまのところはっきり決断できない」とか、「この点については疑問
ブログ主人より。また一人、強力な言論人の登場です。先崎彰容(せんざき あきなか)氏です。小浜逸郎氏からのご紹介で、この度、当ブログにご参加いただくことになりました。まだ三〇代でありながら、その博覧強記ぶりに私が舌を巻いたのは一度や二度ではありません。 専攻は、近代日本思想史・日本倫理思想史の大学人です。著書・共著もすでに二冊以上あります(『個人主義から“自分らしさ”へ—福沢輸吉・高山樗牛・和辻哲郎の「近代」体験』、『高山樗牛—美とナショナリズム』ほか)。近くナショナリズムにかんする新書も出版の予定とお聞きします。 これから、先崎氏がどういう文章を書くことになるのか、今からとても楽しみにしています。読書会での彼の、既成のアカデミズムの枠を突破しようという野心に燃えた若々しい姿が、今回の文章にも静かに躍動しています。 ********* 「橋下・石原現象」について――「父」とは何か 先崎 彰
臆病学者からは金融緩和が「極論」に見える――猪木武徳氏批判 小浜逸郎 今回の衆議院議員選挙で、国民の多くが民主党の大失政に愛想を尽かし、さりとて混乱に乗じて生じた「第三極」なるいかがわしい風向きにもそれほど煽られなかったこと、私個人はここに、日本国民の健全な良識が生きている一つの証拠を見る思いがいたしました。 ところで、元国際日本文化研究センター所長で現在、青山学院大学特任教授を務める経済学者・猪木武徳氏(そう、先ごろ亡くなったあの有名な猪木正道の息子さんですね)が、産経新聞12月20日付「正論」欄に「極論避け『より悪くない』選択を」という一文を寄せています。 私はまことに不勉強で、猪木氏のお仕事に触れたことがなく、彼がどういう経済思想の持ち主なのか、とんと知りません。そういうわけで、残念ながら今回もまた、わずか数枚の論考に口出しをすることになります。 なお、前回と今回と引き続き、産経新聞
「美津島明の「オレにも言わせろ」」‐日本の政治経済歴史文学などについて、思うところをなるべく率直に述べようと思っていますいま、民主党の金子洋一参議院議員から次のツイートがありました。 金子洋一・民主党参議院議員(神奈川選出) なんと、自民党は消費税増税について、経済成長率で名目3%、物価変動の影響を除いた実質2%を目指す経済運営の努力目標を削れと言っているらしい。「将来の政権を縛る」からだと。なにを考えているのだ?野党が与党案を改悪してどうする!! 金子議員は、党内の消費税議論で、純粋に経済学のプロの立場から、馬淵澄夫元国交大臣や宮崎岳志議員らとともに、いわゆるトリガー条項を強力に主張しつづけた人です。彼らのおかげで、消費増税案の国民経済に与える猛毒性・破壊性が一定程度解毒・緩和されているのです。彼らのスタンスは、小沢派の反対論とはなんの関係もありません。 だから、金子議員が、デマを飛
*一部に編集上の乱れがありますが、どうにも調整がきかないので、やむなくそのままで投稿します。 3月24日(土)の読売新聞の経済欄に、「日銀審議委員 一人は空席も 政府、河野氏提示」と題する次のような小記事がありました。それほどの分量ではないので、全文引用します。 政府は23日、4月4日に任期切れとなる日本銀行の中村清次(69)の後任に、BNPパリバ証券経済調査本部長の河野龍太郎(47)を充てる人事案を国会に提示した。マクロ経済だけでなく、税制や財政にも精通するエコノミストだ。衆参両院の同意が得られれば、水野温氏(あつし)氏(04年12月~09年12月在任)以来の証券会社からの就任となる。審議委員は金融政策などを決める9人の政策委員の1人。任期は5年間。同じく4月4日に任期満了となる亀崎英敏(68)の後任人事案の提示は見送られたため、一人は当面空席になる可能性がある。 一見なんの変哲もない、
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