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買ってよかったもの
milutkalik.blog31.fc2.com
1980年代末期、「物語」の転換期に書かれたコラム集。 (リンクは角川文庫版だが、読んだのは新曜社版) -- こんなサブタイトルだが、ビックリマンの話はきっかけに過ぎない。すなわち物語や商品自体ではなく、その背景となる「世界観(世界設定)」そのものを売り物にする消費文化の発見から始まる文化論である。コラムの寄せ集めなので一冊としてのまとまりは緩いのだが、ポップカルチャーの話題が中心。 これが80年代に書かれたコラムか?と思うほど、現状を的確に読んでいると思った。共通の世界観から数々の派生作を作るのはもはや常套手段だし、重大な事件や社会運動をもファッション的なブームとして消化してしまうメディアもその通り(当時は折しもチェルノブイリに端を発する反原発が「ブーム」だったようだ。酷いタイミングで読んでしまった)。 リバイバルとパロディの連鎖による旧作の食い尽くしも当時から現在まで頻繁に行われてるし
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