自然な音の拡がりと繊細な音の再現の両立 今回のモデルは振動板にCNF(セルロースナノファイバー)複合振動板を採用しています。 CNFはすべての植物の基本骨格物質で鋼鉄の1/5の軽さで5倍以上の強度を有し、Qが低い為、不要な共振も少なく振動板材料として最適です。 本モデルでは振動板の必要な部分をCNFで強化する事で伸びが有り拡がりの有る高音域と力強い低音域の両立を実現しました。 技術協力:静岡県工業技術研究所、株式会社エムケイテック CNF顕微鏡写真 提供:静岡県工業技術研究所 センターキャビネットには心地よい響きで定評の有る楓材に拭き漆仕上げを施し更に内部に溝を設ける事で定在波を軽減しより拡がりの有る音を追及しました。 また位相補正チューブには漆塗り(Flat4-楓Ⅲは黒漆、緋楓Ⅲは朱漆)を施し、すべての部品の響きの調和を図りました。 どちらも飛騨高山の職人の手で厳選し一つ一つ丁寧にそして