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NHKよ。いったいどうしたんだ。 昨日の爆笑問題の番組で、ところどころに差し挟まれた、 あの猿の(意味不明でなんの面白みもない)映像は何なんだ? NHKは、自分が猿だということを暴露したかったのか? まぁ、それは措いといて…。 太田光が、「分かりにくく」書く学者に対して文句を言っていた。 前にも私は書いたが、そもそも「分かりやすい」文章とは何か? 私達が「わかりやすい」と感じてしまうような文章が、 なにか「大事な」ことを言っているとは、どうしても思えない。 だって、私達のような「バカ」に「分かりやすい」って、「たいしたことない」としか思えないもの。 そもそも、私は一部の「知識人」たちが、一般向けに「分かりやすい」書物を書いているせいで、 たいして「頭のよくない」人間たちまでが、2チャンネルその他で、 (「分かりやすい」思考と「分かりやすい」言葉で)勝手な暴論を繰り返すようになったのではない
小谷野敦の『バックラッシュ!』批判について。 小谷野敦、どうやら孤立しているようだ。 「なにいちゃもんつけてんだ?」 そんな感じである。 しかし、私は小谷野の議論はやはり重要だと思う。 それは、結局『バックラッシュ』に関する議論が、 人文科学系の人間中心に進められていることに問題があると思う。 例えば、雑誌「大航海」(2006 N0.57)の「特集 女と男への新視点」で、 理科系の科学者である田中冨久子と長谷川眞理子の対談その他で、 「科学的」な分析によって、男女の差というのはやはり考慮に値するという発言がなされている。 思うに、ジェンダーフリー論者は、長谷川眞理子ら女性の科学者と、 一度対談してみたらどうだろうか? 小谷野がいくらわめいてもフリなのは、結局彼が「男性」だという理由もあると思う。 正々堂々と「女性」の「科学者」たちとやりあってみろ。 私はそう思うのだ。
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