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akami-wine50.hatenablog.jp
昔からタバコが嫌いだった。流れ出る煙は臭くて、吸い込んでしまうとしばらくむせる。おまけに体には毒しか与えない。そのタバコを両親はずっと吸っていた。家の中でも車の中でも、ひどい時は路上でも。週1でセブンスターを2カートン買いに行っていたと言えば、どれだけヘビースモーカーだったかよくわかるだろう。家の壁は黄ばむし、車の中は気持ち悪い臭いが染み込んでいた。至る所にタバコの跡があって、とにかく嫌いだった。 高校生になった頃、自分は英語ディベートを始めたのだが、英語ディベートの初心者向け論題として「"THW ban tabacco"(本議会はタバコを禁止する)」というのがあった。ディベートなので賛成派と反対派の2つに別れるわけだが、賛成派でもっぱら使われる主張として「"harm to other"(他者への害)」というのがある。要は他人に害を及ぼす場合はその権利を認めるべきではない、ということだ。こ
社会に対して物申したかったり、変化を望んでいたりする、いわゆるリベラル的な考えを持っていて、それを話したり、つぶやいたり、時としてデモ活動に参加したりすると、「思想が強い」なんて言われることがある。そして、この言葉はたいていそういう人たちを観測した結果の感想に使われる印象だ。距離を取られてる、どこか引かれている、ともすればバカにされているような感覚すらある。同時に、難しいなあとも思う。 「思想が強い」っていうことは、それだけ力を感じているってことだろう。社会を変えようとするには力がいるといえばそうだから当然と言えば当然だ。でも、たぶん他にもあって、きっと感情的だからというのもあると思う。自分には湧いてこない感情が、その人に現れていて、共感力だったり感受性だったりが高くて、一緒にいるのにそのことを共有できないから、どこか遠くに感じるのだろう。引かれているのではなくて、自分が勝手に遠くにいるだ
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