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大分大学西嶋仁浩助教は、TDK株式会社のグループ会社であるTDKラムダ株式会社(社長:広田嘉章、本社:東京都中央区日本橋)と共に、大幅な降圧比(注1)が得られる高効率な非絶縁形コンバータ(注2)の開発に成功しました。(図1) この成果は、NEDOの若手研究グラント(注3)およびマッチングファンド(注4)を活用して得られたものです。 今回開発した電源は、従来技術に比べて4倍以上の降圧比が得られるのが特徴で、これまで複数の回路で多段階に電圧変換していた電源を、新規考案した技術によって1段階に減らすことで、電源システムの低コスト化と約10ポイントの効率改善を実現しています。 この成果を活用することにより、コンピュータ・サーバ機器、OA機器、産業機器の省エネ化が実現できるだけでなく、1V以下で駆動する次世代の低消費電力型マイクロプロセッサ(MPU)にも対応が可能となります。また、将来的には、
NEDOは、北海道大学大学院情報科学研究科 小笠原悟司教授、竹本真紹准教授の研究グループとともに、従来のハイブリッド自動車用希土類磁石モータに匹敵する出力を有する、フェライト磁石のみからなる新構造のロータセグメント形アキシャルギャップモータの開発に成功しました。 この技術は、「次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発」の一環として開発したもので、資源の偏在などで安定調達が困難となっているレアアースを使わず、安価なフェライト磁石だけで構成されているため、近年激しさを増す次世代自動車開発において、日本の産業競争力を高めることが期待されます。 1.背景 近年の地球環境への関心の高まりから、世界中の自動車メーカーは、二酸化炭素の削減や燃費向上による省エネルギーを目的にハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)の量産化を加速しています。現在のHEVやEVには、高出力を得るため、レアアース(
NEDOの、「希少金属代替材料開発プロジェクト」の一環として、レアアース(希土類)の一種で液晶テレビのガラス基板の研磨材として使われるセリウムの使用量を低減させる技術と代替材料の開発に取り組んでいる立命館大学、(株)アドマテックス、(株)クリスタル光学、九重電気㈱のグループが、新たな研磨パッドと複合砥粒の開発に成功しました。 新たに開発した研磨パッドは、従来用いられていたウレタン樹脂の代わりに開発したエポキシ樹脂を用いたもので、研磨能率は従来の2倍を超えることが確認されました。また、この研磨パッドと、セリウム代替となる酸化ジルコニウム等の砥粒を組み合わせることで、従来のセリウム研磨を大きく上回る研磨能率が出ることが確認されました。この技術によりセリウムの代替が可能となります。 新たに開発した複合砥粒は、コアの有機物の周囲に酸化セリウム等の砥粒を付着させた構造をもつもので、研磨能率が50
NEDOの産業技術研究助成事業(若手グラント)の一環として、電力中央研究所・エネルギー技術研究所の神田英輝主任研究員は、液化ジメチルエーテル(DME)(注1)を用いて、藻類(アオコ)(注2)から『緑の原油』(注3)を常温・高収率で抽出する方法を開発することに成功しました。 この方法は、液化DMEが水にも油にも混ざる性質を利用したもので、アオコから常温で脱水と油分抽出を同時に行えるため、従来の方法に比べて、脱水・乾燥に必要なエネルギーを大幅に低減できるだけでなく、抽出のための有機溶剤が不要となるため、低コストで環境に優しい油分抽出システムを実現できる可能性があります。 この成果は、2010年3月26日~29日に開催される社団法人日本化学会第90春季年会(近畿大学 本部キャンパス)で発表されます。 (注1)液化ジメチルエーテル(DME:化学式CH3OCH3)は、最もシンプルな形のエーテル
NEDOの次世代自動車向け蓄電池開発プロジェクトの一環として、埼玉県産業技術総合センター(通称:サイテック、SAITEC)は資源が豊富なマグネシウムを用いた、繰り返し充放電のできる二次電池(※1)のための正極材料を開発しました。この成果を活用することによってより高性能でかつ低コストな電気自動車などに用いる二次電池の開発が期待されます。 1.背景 地球温暖化問題の軽減において、電気自動車やプラグインハイブリッド車、燃料電池自動車といった次世代クリーンエネルギー自動車の普及は不可欠です。その中でも特に電気自動車は走行中のCO2排出がゼロであること、また電気は様々なエネルギー源から得ることが出来るため石油依存度の低減に寄与するなど、大きく期待されています。 しかし、現状の電気自動車においては技術的な課題が山積しています。特に重要な課題として上げられているのが連続走行距離とコストであり、それ
NEDOの次世代電気自動車向け研究開発プロジェクトの一環として東京理科大学の千葉明教授は、世界に先駆けてハイブリッド車(HEV)などの次世代自動車用モーターとして実用化が期待されているレアアース(希土類元素)を用いないモーターの小型化に成功しました。 レアアースを用いないモーターは、構造が簡単で耐熱性に優れ丈夫であることが特徴ですが、次世代自動車用モーターとして使用するには大型となり車体に搭載することが出来ませんでした。 現在、次世代自動車用モーターは他国からの輸出に頼るレアアースを用いたモーターが主流ですが、この成果により、近年世界的な競争が激しくなっている次世代自動車の開発において、他国の資源に依存しないことで日本の競争力を維持し、ひいては環境問題の解決に貢献することが期待されます。 1. 背景 地球環境への問題対策として、HEVの開発競争が進んでいます。その中で次世代自動車用
NEDO「染色体解析技術開発」プロジェクトの成果を基に開発された、先天異常症の高精度診断を可能にする「先天異常症診断アレイ(GD-700)」が、世界で初めて実用化されました。 GD-700は、東京医科歯科大学・難治疾患研究所、富士フイルム株式会社、株式会社ビー・エム・エル、日本ガイシ株式会社、旭川医科大学が共同開発したもので、染色体ゲノムコピー数の微細な変化(欠失や重複)を短時間、高精度に検出し、31種類の先天異常症を一度に解析することを可能にします。富士フイルムがアレイを製造・販売し、ビー・エム・エルがアレイを用いた受託解析事業を開始します。 NEDOは、個別化医療を実現するための技術開発を加速し、原因不明の先天異常症、精神発達障害、自閉症、さらには、がん等の診断。疾患解析ツールを創出し、革新的な医療に貢献いたします。 1.概要 NEDOが実施する「染色体解析技術開発」プロジェクト(
NEDOは、太陽光発電の加速的普及と、解決すべき課題やシナリオの明確化を目的に、2004年に策定した技術開発戦略「ロードマップ(PV2030)」の見直しを行い、このほど改めて「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」として公開します。 記 1.概要 2050年までに太陽光発電がCO2発生量半減への一翼を担う主要技術になり、我が国ばかりでなくグローバルな社会に貢献することを目的として、太陽電池市場を取り巻く国際情勢の急激な変化に対応するべく、ロードマップの見直しを当初の予定より1年早めて実施しました。 <見直し方針> 太陽光発電の発展を2030年から2050年まで拡大して考える。技術課題にとどまらず、システム関連課題、社会システムなど、広い視野で検討する。 海外貢献や国際競争力確保も視野に目標の前倒し実現も検討する。国や産業界による太陽光発電の利用拡大への取り組みも考慮しながら検討する。
【新規発表事項】 NEDO技術開発機構の 産業技術研究助成事業(予算規模:約50億円)の一環として、神戸大学大学院工学研究科の的場 修准教授は、リサイクル可能で、厚さが1mm以下の非常に薄い光情報メディアを開発しました。開発した光情報記録メディアは、磨りガラスのように非常に強い散乱体として働きます。そのため磨りガラスの向こうに何があるか分からないように、3次元散乱体内部に置かれた数ミクロン程度の大きさの微小吸収体の位置、数を安全な3次元バーコード情報として用いることができます。薄型化がさらに進み、1/10になると紙などの媒体にも貼り付けることができ、携帯可能かつ安全、2cm角で100MB程度の大容量情報量を実現する新しい光メモリを開発する試みです。 ICチップは強固なセキュリティ認証技術として広く用いられています。また、生体認証技術は指紋や静脈パターンなど個人特有の情報を用いており
【新規発表事項】 NEDO技術開発機構の産業技術研究助成事業(予算規模:約50億円)の一環として、東京大学・情報理工学系研究科助教の奥 寛雅氏は、焦点距離を2ms(0.002秒)という短時間で調節可能な液体を用いたダイナモルフレンズ(Dynamorph Lens)(注1)を開発しました(図1)。 本技術は、液体同士の界面を高精度屈折面として利用することで高い解像力を実現しています。また、高速な応答を持つことで知られている積層型ピエゾ素子により液体に圧力を加えることで、高速に焦点距離の調節を行うことが可能です。従来のカメラで早い動きの被写体を撮影する場合、焦点が合わずに決定的なシャッター・チャンスを逃すことがありましたが、本技術を使用したレンズを使えばそうしたことがなくなります。また、従来は、レンズ移動機構系を使って焦点距離を調節していたため、小型化するのが困難でした。本技術は、光学系から
【新規発表事項】 NEDO技術開発機構の産業技術研究助成事業(予算規模:約50億円)の一環として、九州大学大学院理学研究院の北田 栄 助教は、福岡県工業技術センター生物食品研究所との共同研究で、微生物毒素を利用し正常細胞に影響の少ない新しい抗がん治療の基盤技術を開発しました。人畜に無害な微生物Bacillus thuringiensis(Bt菌)の中に存在する毒素タンパク質(パラスポリン)が哺乳類動物由来の細胞を特異的に認識して破壊する特性を、がん治療に活用する試みです。年々増加している大腸がんの治療方法として、現在、主に内視鏡による摘出手術が用いられています。摘出後にパラスポリンを局所投与することで、万が一、未摘出のがん細胞があっても、これを効果的に死滅させ、がん再発や転移を防ぐ効果が期待できます。従来の低分子抗がん剤(注1)に比べて、がんに親和性の高いこの毒素抗がん剤では投与量を数千か
NEDO技術開発機構は、運輸部門のエネルギー・環境対策として、省エネルギー効果の高いITS※1の実用化を促進するため、2008年度よりエネルギーITS推進プロジェクトを開始しました。今後5年間で、自動運転・隊列走行の要素技術確立と、国際的に信頼されるCO2削減効果評価方法の確立を目指します。 なお、2010年度および2012年度には、自動運転・隊列走行の走行実験を行います(2010年度に実施する隊列走行の走行実験は、新東名※2の未供用区間で行う予定です)。 記 1.研究開発の背景 我が国から排出される二酸化炭素の約20%は自動車から排出されており、自動車交通における省エネルギー対策がますます重要な課題となっています。 経済産業省がまとめた「次世代自動車・燃料イニシアティブ」の報告書(2007年5月)では、方策の一つとして「世界一やさしいクルマ社会構想」を掲げ、ITSをキーとした低炭素社
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