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中東情勢
blog.goo.ne.jp/da350350350
総合内科に下肢蜂窩織炎入院例があり比較的長引いている経過のため一緒に診療しています。今回は右下肢の下腿遠位あたりの病変ですが、両側下肢とも皮膚の肥厚、象皮様に変化あり慢性的な浮腫が存在していた可能性を示唆しました。残念なことに血液培養は菌が検出されていません。溶連菌・ブ菌をターゲットにCEZ使用中ですが、どうすればいいか。文献をまとめました。この領域のガイドラインとしては米国感染症学会(IDSA)の2005年のがありましたが、2014年アップデートがでています[Clin Infect Dis. 2014 Jul 15;59(2):147-59.]。こちらも参考になります。 起炎菌 ・従来からの教えでは蜂窩織炎のほとんどの症例はβ溶血性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌によると主張しており、丹毒のほぼすべてのケースでは連鎖球菌によるものとされてきた。 ・針吸引とパンチ生検に基づき、細菌培養の研究からの
当科では血液培養陽性例の確認とチェックをしていますが、ときおり広域スペクトルβ-ラクタマーゼ(ESBL)産生菌がみられピペラシリン·タゾバクタム(PTZ)で治療している例も見受けられます。臨床経過を追いながら随時カルバペネムを推奨していますが、実際のところ効くのでしょうか? サンフォードガイドみますと表5AのEBL産生菌のコメント欄に 「感受性はあってもPIPC/TAZは避ける」 となっています。その引用文献を含めいくつか最近の文献を調べまとめてみました。 キーワードは 細菌接種効果、ESBL以外の耐性機構、PK/PD目標、のようです。 しかし当院でもそうですが、細菌同定感受性の自動化機器ではMICは<16のSとしか結果をくれませんので、PTZ治療のための前提条件としてMICの手動測定の必要性がでてくるのかもしれません。 以前のブログ(ESBL産生大腸菌治療にβラクタマーゼ配合βラクタム剤
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