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コーヒー沼
btpixel.hatenadiary.org
もう一月ほど前になりますが、SmartDeblurというアプリケーションが話題になりました。SmartDeblurはVladimir Yuzhikov氏により開発された画像のボケやブレを補正するツールです。背後にある技術自体は古くから知られたものですが、直感的なUIによりこの技術に詳しくない人にも使えるものとしたことで、処理結果のインパクトと相まって様々な技術系ニュースサイトに取り上げられていました。同氏のサイトに詳しい説明もありますが、ベースとなる技術は他にも使いまわしのできるものであるため、取り上げてみたいと思います。 blurというとボケと訳されることが多いですが、デジタル写真では一般にはボケ(defocus aberration)とブレ(motion blur)をまとめてこう呼ぶケースが多いようです。前者は光学系の特性からくるもので、後者は撮像系と被写体との相対な位置関係からくるも
ここではRen Ngらの文献[1]に基づいてplenoptic cameraの仕組みについて紹介します。 Ren Ngらが開発したplenoptic cameraの概念図をFig.1に示します。このカメラは通常のデジタル一眼レフカメラにマイクロレンズ・アレイを追加した構成になっており、カメラのメインレンズはマイクロレンズ・アレイ平面に焦点が合うように調整されています。このような構成とすることにより、従来の光学系ではセンサ上で1点に集まっていた光線群はマイクロレンズによって分解され、光線の方向にしたがって円状に記録されます。したがって、各々のマイクロレンズが光線の位置に対応し、そのマイクロレンズの後ろにあるセンサ領域で光線の方向を記録しているのです。 Fig.1 plenoptic cameraの概念図 (出展:文献[1]) 上記のようなplenoptic cameraを用いて4D ligh
朝日新聞によれば、東芝がスマートフォン向けの小型のカメラモジュールを開発し、2013年度中の実用化を見込んでいるそうです。 Toshiba putting focus on taking misfocusing out of photos The cube-shaped module is about 1 centimeter per side and contains a dense array of 500,000 lenses, each 0.03 millimeter in diameter, in front of an image sensor measuring 5 mm by 7 mm. (中略) Each lens captures a slightly different image from one another, and the camera produces a
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