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猫
dagezi.hatenablog.com
いろいろなエイプリルフールの企画とともにふと思い出したので、ALPを支えられなかった技術の続きを書きます。ほぼ一年間もおまたせして申し訳ありません。 一応、あらすじというか過去の話へのリンク: ALPを支えられなかった技術(0) ALPを支えられなかった技術(1) ALPを支えられなかった技術(2) ALP第三期 - Monolith さて、やっと Monolithの話が始まります。 Monolithというのはコードネームで、表向きは Emblaze ELSE といっていました。 とりあえず、MWCで発表したときのデモがあるので御覧ください。 MWC - The First Else cell phone brings a unique interface 今みてもそこそこおもしろいUIだと思います。 現在の、マトリックス状にアイコンが並ぶのとは全く違うスマフォの UIを構築しようとしてい
ALPを支えられなかった技術(0) - Snippets の続き、というか Activityについて突っ込まれたので補遺的に。 Activityと画面遷移 ALPもやはり Androidと同じように Activityの遷移によって画面を構成する、というものになっていました。 これは、Palmからの共通進化といっていいでしょう。 Backボタンを付けてスタック的な動作を可能にしたのも共通です。 Palmにはない機能ですが、Webの Historyから両方共おなじものを学び取ったような気がします。 ただ、Intentのような動的な Activityの解決はありませんでした。 連携先として呼び出される Activityは静的に決まっていました。 ここは、SDKを公開してアプリケーションを作ってもらう体制になっていなかったせいでしょうか。 先に書いたように、アイディアとしてはあったものの未来のもの
歴史だ! 読んで、泣け! 「Androidを支える技術」の著者に煽られたので書いてます。 もう終わった過去の技術の話ですが、エイプリルフールの余興にでもなれば、と。 ALPとは何か Wikipediaにある ように、日本の ACCESS社が USの PalmSource社を買収して作り始めたスマートフォン OS (or ミドルウェア) です。 とはいうものの、一度も出荷されたことがないので外部の人はちゃんとしたことはわからず、Wikipediaに書いてあることも「違うなあ」という感じです。 煽ってきた有野くんも ACCESSに在籍したとはいえ、ALP開発のころにはすでに MS帝国の人になっていたので、そこら辺の事情を知りたくて煽ってきたのもあるでしょう。 ALPはひとつのプラットフォームのように言われますが、実をいうと市場の変化に対応する 形で融通無碍に変わってます。 2006年の開発開始
友人が 「Androidを支える技術」という本を書いたので宣伝がてらうだうだ書いてみる。 gihyo.jp 本はすでに本屋に並んでいてそれなりに評判もいいようで、ちょっとだけ手伝った身としてはなにより。レビューに参加した組み込みおじさんには好評だったけど、一般に売るにはちょっとマニアックすぎるのじゃないかと心配していた。まあ文字通り「支える技術」という点ではまったく間違ってはないし。 森田氏は 死んでしまったOSたちへ – To Phantasien で Opinionatedだといってるけど、普段彼と話してるともっと opinionatedなので、わりと大衆受けを狙って抑えてるなあ、とか思ってしまった。まあ、そこらへんの読者層を鑑みた語り口のうまさというのは、自分にはないものなので。 今回の本というのは GUIを中心のテーマにおいて Androidの技術を解説する、というやや偏ったアプロ
7月も終わりになってしまうというので、一応近況がてら書いてみます。忘備録というか、誰得なチラ裏になるけど。 Quipper社買収発表および引っ越し 一番でかいのはやはりこれでしょう。techcrunch ですっぱ抜かれて、というかリークしたように Quipper社は Recruit 社に買収されていたのでした。これで公に言えるようになってよかった。 それに伴って、渋谷区の端っこの笹塚から中央区は京橋にオフィスが引っ越しました。Rグループの一員という感じです。個人的には昼飯事情がよくなって大変うれしいです。旧オフィスは笹塚といっても駅徒歩15分の住宅街の中にあったので、あまり昼飯の選択肢がありませんでした。でも、京橋は歩いて5分以内に選択肢が山ほどあります。毎日違う店に行っても半年ぐらいは困らないでしょう。夜もいろいろありそうだし。めでたい。 ちなみにオフィスについても前回ほどではありません
仕事でハイブリッドアプリケーションを使っていてはまったので、他山の石となるべくメモ。 あと、これは 4.2.2 (Jellybean) でのことなので、4.4の Chromiumベースの WebViewでは 話が違っている可能性も大。 WebViewの session cookieは、かなり生存力高くリブートしても消えない! Session cookieっていうのは、expireが指定されておらず、ブラウザのセッションが終わったら (= PCではブラウザアプリが終了したら) 消えてなくなる cookieです。 ところが Androidではこれがほっといても消えない! Activityがなくなっても、あまっさえデバイスが再起動しても消えない!まあ、考えてみるとスマフォでは「セッションってなんだ?アプリケーション終了って?」って話なので、セッションなんて環境依存したものに依拠した仕様がどうかと
ingressと囲碁は似てる、というネタを思いついたので、寄っているうちに書いておきます。 Ingressという陣取りゲーム Ingressというのは、かの Google社が作った位置情報利用ソーシャル陣取りゲームです。最近は iOS版がでてどかっと Agent (ingressではゲームしてる人のことをこういう) が増えて情報もたくさんあるので、くわしくはググってください。 実は G社にいるときに dogfoodとかやってた気がしたんですが、なにナードの集団の G社がゲームなんか作ってるんだよ、面白いもんできるわけないやんけ、と思って参加してませんでした。ということでやり始めたのは G社やめた後です。 やってみるとはまっています。会社の行き帰りに色んな道とおってうだうだ青くするのがたのしいっす。自転車をいかして、駅の遠くに頂点をおいて、このフィールドは壊せないだろとニソニソしたり。 最近
どうもこんにちは。dageziです。闇アドベントカレンダー参加エントリーです。嘘です。本当は .Emacs advent calendar参加エントリーです。なんか向こうが楽しそうなので羨ましくなって絡んでみたくなっただけです。 でも一応 emacsの闇っぽい部分について書いてみたいと思います。参加している他の皆さんのように役に立つことを書いてみようかとも思ったのですが、そんなにキラキラしたものより、役に立つかわからない emacsの重箱の隅をつついてみるのも いいかなあ、と思ったので。普段そんな記事を書いても見向きもされないだろうし、アドベントカレンダーですこしぐらい流入があるすきに書かせてください。 Lexical-scope がすき! Emacs lispは、当然 Lispであるので、一級の関数をばりばりつかえます。mapcarとか add-hookとかでみなさんつかっているでしょう
マイナー言語 Advent Calendar 2013の参加エントリーです。 Visulanとは? Visulanという言語をご存知でしょうか。最近の言語をフォローしている方でも多分知らないと思います。なぜなら最近の言語ではないからです。発表されたのは 17年前、1996年になります(論文)。そうか、もうそんなに時間がたったのかあ。 ではなぜそんな言語をここで紹介しようと思ったのでしょうか。それは単にマイナー言語の中でもデモすると見栄えするからです。 まあ、とりあえず Visulanの処理系で、すこし動き始めたものが以下にあるので見てください。ちなみに Chrome 31と Firefox26でテストはました。 デモ1 まあ、わけがわからないと思いますが、Playを押してみてください。なんかドットが動き始めたと思います。これが Visulanのプログラムを実行したところです。 Visula
Quipper社では、mixpanelっていう toolをつかっていろいろユーザが残していったデータをみていってます。で、今やってるプロジェクトでちょっとそこらへん歯がゆい感があります。もちろん、自分も mixpanelに通暁してるわけではないので、使いこなせてない可能性があるままこういうことをいうのもなんですが。 例えば、ログ上から異常な行動をしているユーザが発見されたとします。しかも一人だったらおかしなことをするユーザもいるな、で済むんだけど、それが無視出来るかどうか微妙なぐらいの数いたりする。素直に解釈すれば想定外のユーザが結構いるということになるんだけど、開発陣としてはバグを入れてしまった可能性に怯えることになる。 そこで、バグだったら仮設を立てて、ここでバグっていたらログのシーケンス上こういう特徴が出てくるはずだ、とかみて検証していくわけです。しかし mixpanelではこういう
同僚である kyannyと mizchiがそれぞれ Quipperのスピード感 と 自分の強みを生かすこと on Quipper という記事を書いたので、対抗してと言うか便乗して書いてみるものです。 申し遅れましたが、不肖 dagezi、Quipper社で Androidのエンジニアをやっているものです。 前提というか略歴 あんまりオープンソースなエンジニアではありません。前職は某検索会社にいたのですが、社内で開発したシステムが多くて、それをマスターするので精一杯でした。まあ、それでオープンソース文化の勉強を蔑ろにしたのは自分の無精のせいだけど。ということで、Q社ではそういう文化にさらされてもがいてます。 スピード感と自分の仕事と まあ、想像はしていたけど、いろいろな要素技術の組み合わせ方がすごい。どんどん新しい要素を取り込んでいくし。個人的には Ruby方面はいままでちっともフォローして
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