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desumasu1.hatenadiary.org
「セカイ系」という言葉が、一つの定義のなかに「まとめきれない」という事実を、ありのままに「まとめきった」力作。新たな知識を得る感動だけではなく、近年なかなか味わえない熱意への感動が本書にはある。ただ、こういった書物は、自然と感想もまとまりにくくなるわけで……。 というわけで、とりあえず、本書のラスト部分、これからのオタク文化の展望を著者なりに予測した部分について(本筋とは無関係な部分ながら)感想を。 自分は、例えば『初音ミク』を二次創作する際に、制作者/消費者の間で〈なんでミクじゃなきゃいけないのだろう/俺達は何故ミクを求めてるんだろう〉という「問い」が忘れ去られている事実について、常に苛立っていた。某スレでやったラジオ内で、そのことをやや愚痴っぽく語ったりしたこともある。 そして、前島もまた、その問題について触れている。 例えば『東方Project』については〈原作者ZUNによる設定とフ
【そろそろ個人のコンテンツにお金を払う仕組みが普及してもいいんじゃない?】 下記動画内における、白田秀彰氏が示した議題への最もポピュラーな回答として、また、その具体性としても、この記事が非常に興味深かったので、紹介。 以下、駄文をタラタラ。 ここでpikio氏が仰っている制度を普及させるにあたって、問題としては二つあって ?「投げ銭お願いします」とコンテンツ提供側が堂々と訴えられる環境整備が完遂できるかどうか(一部の無理解な視聴者側による提供者攻撃が行われかねない)、あるいはそういった「不安」そのものが完遂を遠ざけてしまうのではないか問題。 ?コンテンツを提供する各々の「欲望」の在り方の変化(エンタメ性からマネタイズ性へ)と、それに伴った投稿作品の画一化が(仮に起こるとして)、コンテンツの幅を狭めてしまわないか問題。(こっちは、まあ、まず起こりえないと思うけれど。仮にこうなってしまうと、オ
沈黙した「ゼロ年代」 ここまで、80年代〜90年代の、主に日本のロックシーンは〈「ジャンル」の時代〉であり〈「ゴマカシ」の時代」〉である、ということを書いてきた。では、そういった二つのディケイドを跳躍し、次のディケイドへブリッジする「機能」として、「ゼロ年代」はいかなる実績を残したのだろうか? これが驚くことに〈何も残していない〉のである。いや、〈残せなかった〉のだ。 それもそのはずだ。想像しうる(=発明出来そうな)音楽性は、この時点で殆ど既存の「ジャンル」に回収されてしまっているし、そういった「ジャンル」の外にある「個性/物語」としての「ゴマカシ」を追求することも、ナンバガによって一つのクリシェ(=ベタ)と化してしまっている。 ということは、当然この10年間にデビューした若きバンド達には「ジャンル」でも「ゴマカシ」でもない〈まったく新しい表現方法〉が求められていたわけである。だが、そんな
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