幕末(ばくまつ)で活躍し、明治政府の中枢(ちゅうすう)で近代日本の建設を担った人材、その中には多くの吉田松陰(よしだしょういん)の弟子がいます。吉田松陰は、幼くして、藩主に軍学の講義を行うほどの強烈な英才教育を受けました。そして、常人から見れば「狂気」としか思えないほど、また自信でも「狂っている」と言うほどの行動を行い、叔父の松下村塾(しょうかそんじゅく)を継ぎ、多くの人材を育てていきます。 吉田松陰の松下村塾はなぜ、幕末期に有用な人材を多く輩出したのでしょうか。今回は吉田松陰の教育方針、弟子たちの存在、松下村塾とはどのようなところであったのか?それを考察してみました。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。