三国時代を終わらせた晋王朝。晋王朝の基礎を作ったのは諸葛孔明(しょかつこうめい)のライバル司馬仲達(しばちゅうたつ以下司馬懿)です。 司馬懿は曹芳(そうほう)の時代に政敵・曹爽(そうそう)をクーデターで打倒して、曹魏政権の中で権力を手中に収めることに成功しますが、曹爽を倒したから司馬懿が曹魏政権内で権力を確立したわけではありません。 ではどうして司馬懿が曹魏政権で権力を確立することができたのでしょうか。それは司馬懿が人材と屯田が関係していたことをご存知でしたか。今回は司馬懿が曹魏政権の中で権力を確立することができた二つの理由について、ご紹介したいと思います。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴