「血統」は中国でも日本でも古代から大きな意味を持ってきました。英雄の血を受け継いでいるということは、その資質も受け継いでいる可能性が高いからです。能力を問わず、血統がその人物のカリスマ性を高めることになるわけです。草鞋や筵で生計を立てていた劉備(りゅうび)は極貧生活をしていましたが、単なる貧乏人ではなく、実は高貴な血を受け継いでいました。まさに「みにくいアヒルの子」状態です。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲ