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パリ五輪
hearingloss.jp
佐村河内氏の記者会見以降、当ページへのアクセス数が増えております。佐村河内氏のやっていらっしゃった事に対して特に言及するつもりはありませんが、50dbの世界について「聴覚障害に該当しない」といった箇所だけを抜き取り、あたかもそれが健聴者と同等に補聴器を必要としない程度の難聴かのように発表されるマスコミ様に対して非常にがっかりしております。佐村河内氏が本当に50dbの聴力ならば、あの様な大勢の前で記者会見を開催された事は本当に素晴らしいことだと思います。相当の勇気が必要だったことでしょう。確かに手話通訳は必要です。確かに、時たま聞こえ、内容が理解できる事もあります。音にも反応します。記者会見中の佐村河内氏の行動は何ら不自然ではありませんでした。ただ、世間の人々の難聴に対する理解がないだけです。そしてマスコミ様の、本来の目的を逸脱し佐村河内氏を貶めたいがために障害者とされないレベルの難聴者を「
誤解されている方が多いため、はっきりさせたい――補聴器を付けていれば普通に聞こえる、という事は絶対にありえない。ここが実は非常にやっかいな誤解を生みやすく、周囲の人々がいかに理解してあげるかが重要となる。 ただし、この記述はアナログ補聴器を装用している2011年時点での感想となるため、現状のデジタル補聴器とは違うのかも知れない。 まずは補聴器の仕組み 補聴器は3つの要素から構成されている。まずは音を拾う「マイク」、そして音を増幅させる「アンプ」、最後に音を出す「スピーカー」の3つである。非常にシンプルでわかりやすい形である。近年はデジタル化も進み、機能も高性能化している。これ以上の説明は各補聴器メーカーのHPをご覧になった方が早い。 補聴器は単純に音を増幅するだけ 補聴器は「全ての音を増幅するだけ」である。普通の人間の耳では、周囲がうるさくとも、近くで会話している人の話し声は聞き取る事が出
当ページは「50dbの世界 50db.com」に掲載していた記事です。 私は難聴――物ごころ付いた頃からの難聴。聴力は両耳ともに50dBとも60dBとも言われ、体調により上下する。この数字だけで見れば、軽度難聴から中等度難聴の範囲であり、身体障害者手帳が交付される事は無い。 私は健聴者と共に育ち、健聴者として社会に溶け込んでいる聴覚障がい者でもある。普段の生活の中では、私が難聴である事を他人が看破する事は至難の業であろう。とは言っても、聴覚障がい者独特のなまりが多少あるためか、聴覚障がい者に接点のある人はすぐに私の事に気付く。そして、補聴器を両耳に装着しているため、これにより難聴者である事にやっと気づく人は多い。 このサイトは、ひっそり暮らしている難聴者とはどう言うものなのかを説明する為に立ち上げたものである。軽度難聴で身体障がい者とされていないとは言え、その人が歩む世界は健聴者とは全く違
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