サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
掃除・片付け
helpline.hatenadiary.org
『千と千尋の神隠し』関連の文献および資料を調査・収集中。 ●雑誌媒体における『千と千尋の神隠し』特集 ユリイカ2001年8月臨時増刊号 総特集=宮崎駿『千と千尋の神隠し』の世界 ファンタジーの力 出版社/メーカー: 青土社発売日: 2001/08メディア: ムック クリック: 69回この商品を含むブログ (9件) を見る 入手 『千と千尋の神隠し』を読む40の目 (キネ旬ムック) 出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2001/08メディア: ムック クリック: 56回この商品を含むブログ (2件) を見る 入手 ほかに、「別冊COMIC BOX vol.6 「千と千尋の神隠し」千尋の大冒険」など。 湯屋「油屋」の室内のモデルになった目黒雅叙園旧館の漁樵の間(ざしょうのま)が紹介されているのですが、目黒雅叙園については、目黒雅叙園@wayomix、過剰の美――目黒雅叙園の百段階段@Y'
クレショフ効果(Kuleshov effect、1921) 今回はモンタージュ理論@社会学しようなどを参照しつつ、モンタージュ理論について。モンタージュというと、犯罪者の顔写真を再現する際、顔のパーツの断片を組み合わせる技術が頭に浮かぶ人も多いと思うが、もともとフランス語のmonterは「組み合わせる」の意であり、映画で言うモンタージュ(Montage)は、一般にショットとショットを繋ぐことを意味している。アメリカではカッティングやエディティング、ヨーロッパではモンタージュと呼ばれており、複数の映像の組み合わせがモンタージュであるとすれば、ワンショットワンシーンの映像以外はすべてモンタージュである。 モンタージュを映画の文法として理論化したのは、ロシア・フォルマリズムの映画監督たちである。彼らはもともと無関係な映像を接続することで、別のものを表現することができることに気づいた。レフ・クレシ
くるり「ばらの花」PV(2001) 「ユリイカ」2003年6月号「特集:Jポップの詩学」所収の岡崎乾二郎インタビュー「音はニホンゴを断ちきれるか」より、くるり論を紹介。岡崎は、「学生たちと接していて感じる今の気分がよく出ている」曲の例として、今やくるりの代表曲の一つとなっている、7thシングル「ばらの花」(2001)を挙げる。 たとえば「ばらの花」という曲があって、ジンジャーエールを飲みかけのまま、宙づり状態でぼんやりした頭の主人公が旅に出て、女の子に恋の告白をしようとする、しかし実際には旅にも行かず告白もしない。打ち込みリズムでドライブをかけているから、車で運転しているときに聴いたりするとピッタリなのですが、しかし、実際にはどこにも行かない。バスには乗りおくれるし、近づいたと思っても遠ざかっていく。暗がりの中で君が見ていると感じたけれど、実は君も僕もいない。すべては飲みかけのジンジャーエ
最新型のピチカート・ファイブ アーティスト: ピチカート・ファイヴ,小西康陽出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 1991/06/01メディア: CD購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (12件) を見る ピチカート・ファイブのミニアルバム「最新型のピチカート・ファイブ」(1991)には、「大人になりましょう」という曲が収録されており、全編にわたって、日本映画から引用された台詞がコラージュされている(担当は、喜多川隆&沼田元気)。この曲は、アルバム『女性上位時代』(1991)にも収録されているが、アルバム版からはコラージュは削除されている。 で、日本映画から引用された数々の台詞というのが、やたらとおもしろいのだ。「大人になりましょう」というタイトルに合わせて、大人と子ども、若者、青春、男と女……といったテーマで選び取られた台詞の数々は、大まじめなのに古臭すぎて笑って
フリッパーズ・ギター「全ての言葉はさよなら」 フリッパーズ・ギター「全ての言葉はさよなら」は、2ndアルバム『カメラ・トーク』(1990)収録。いま振り返ってみれば、この曲の「わかりあえやしないってことだけをわかりあうのさ」というフレーズは、80年代を総括する言葉の一つだったように思う。 60年代は、学生運動が盛んな理想と革命と政治の時代であり、団結して戦えば、世界を変えられるのではないかという理想が共有されていた時代だったけれど、70年代にはそれらの運動は失効し、80年代には高度資本主義社会が到来して、人々は消費に明け暮れ、他者との繋がりは失われて、個人主義的に生きるようになった。 村上春樹は、80年代の人々の感性を描いた作家であり、なるべく他人と関わらないように生きている主人公が、やはりそれでは寂しいので恋人を求めて、しかし自分のことだけしか考えていない(考えられない)ので、恋人(=他
中原中也は、「月夜のボタン」などリリカルな詩で知られているし、教科書に掲載されている顔写真もカッコいいということで、女子人気が高い詩人だと思うのだけど、実際には、めちゃくちゃな性格で、文学仲間に対しては口に泡を飛ばして相手を攻撃するようなタイプだったようだ。顔はよくても、あの性格ではあまりモテなかったのではないだろうか。 で、東京での文学生活では一度も定職に就いておらず、親の仕送りが頼りだったようで、父は医者(軍医)だったりする。お坊ちゃんなのだ。長男なので家の跡取りとして期待されたようだけど、本人はそういう性格なので、実家とはいい関係のはずもなく……となると、これはおそらく「オレら」とよく似ている。引きこもりやニートといった穀潰しと、2ちゃんねらー的感性を共有しているはずだ。 で、今日は、中也の「そういう詩」を紹介してみたい。 わが半生 私は随分苦労して来た。 それがどうした苦労であつた
Charlie Chaplin「The Circus」(1928)-The Mirror Maze 今回はサイレント期の喜劇映画(コメディ)について。まずは、喜劇王チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin、1889-1977)の『サーカス』(The Circus、1928)。動画では、30秒、警官に追われるチャップリンが遊園地の鏡の迷路の中に迷い込む。1分35秒、人形のふりをするチャップリン。3分30秒、サーカスの真っ最中に乱入し、バカ受けする。 Charlie Chaplin「Kids Auto Races In Venice」(1914) 初期作品「ヴェニスにおける子供自動車競走」(Kids Auto Races In Venice、1914)。自動車レースを撮るカメラに映ろうとしたり、レースの道に出ようとしたりし、邪魔なので係員に排除される。ナンセンスな「ただそれだけ
リュミエール兄弟「The Lumiere Brothers' First films」(1895) 映画が発明されたのは、1895年、リュミエール兄弟(フランス人)によるシネマトグラフの発明による。Wikiはこちら。写真館を営んでいた兄オーギュスト・リュミエール(Auguste Marie Louis Lumière、1862-1954)、弟ルイ・リュミエール(Louis Jean Lumière、1864-1948)は、1895年、エジソンが発明したキネトスコープ(箱を覗き込む段階)を改良し、映像をスクリーンに投射するシネマトグラフを発明。1895年12月28日、パリのカフェに人を集めて上映した。 動画はそのときのものだが、最初の映像(『工場の出口』)は人々がぞろぞろと工場から道に溢れ出てくる様子、2分30秒から夫婦が赤ん坊にご飯を食べさせている様子、3分40秒からカード遊びをしている紳
映画の映像表現は、1920年代において、イタリア未来派、ロシア・アヴァンギャルド、ドイツ表現主義(ダダなど)、フランスのシュールレアリスムなど、ヨーロッパで同時多発的に勃興したアヴァンギャルド芸術の運動の中で、次々と革新的な表現が行われ、表現の幅を広げていく。とりわけ映画において最初に革新的な表現がなされていったのは、ドイツ表現主義である。 ロベルト・ヴィーネ「カリガリ博士」(1920) ロベルト・ヴィーネ『カリガリ博士』(1920)は、精神異常者カリガリ博士と、彼の僕である夢遊病患者チェザーレが連続殺人事件を引き起こしていく、というストーリーなのだが、背景のセットが幾何学模様の建築物が斜めに建っているなど、現実的にはありえない反リアリズムの表現となっていて、狂気の世界の表現に成功している。また、この映画においては、正常者の健全な世界と異常者の狂気の世界は、境界が曖昧で、反転可能なものにす
blogは更新してないのですが、こちらでも無事を報告しておきます。 この度の震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。 また、被災者の方たちが一日も早く日常を取り戻すことと、被災された地域の復興を願っています。 90日以上更新のないはてなダイアリーに、広告を掲載します:はてなダイアリー http://bit.ly/gA84QD ということなので、とりあえず更新しておきます。 11月中旬から下旬の文学系の学会があまりにも多いので、簡単にまとめておきます。 昭和文学会2010年春季大会「SFと現代文学」 法政大学市ヶ谷キャンパス、11月13日 詳細:http://p.tl/xGfb 高橋源一郎の講演「次の千年の文学」など。 国際シンポジウム「越境する歴史×時代小説−ジャンルの混交、研究のグローバル化」 早稲田大学戸山キャンパス、11月13日 詳細:http://p.tl/LzLq 成田龍一参
ダ・ヴィンチ 2006年 04月号 出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2006/03/06メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 201回この商品を含むブログ (61件) を見る 文科系男子に聞く文化系女子と何がしたい? 3位/Hしたい 互いの孤独をうめあいたいので……(24・大学院生)、Hだけじゃなく結婚を前提に(30・会社員)、文科系女子とほんのひとときでも同化していたいので(29・会社員)、冷え性っぽいので、温めてあげたい(22・会社員)、あまり穢れていなそうな気がする(29・会社員)、ふだんとのギャップが見られそうだから(18・高校生) (『ダ・ヴィンチ』2006年4月号、33頁) なんか……、うわー。 特に29・会社員さん(一人目)はご自愛ください。わりと本気で心配です。 というわけで、blog開始時からやらなければならないと思っていた、2007年現在最強の地雷
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Communication Breakdown』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く