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GPT-4o
homarex.hatenablog.com
いつまでも当たり前のようにハッピーとの幸せな日々が続いていた。 この日も誉はハッピーといつものように散歩へと出掛けた。 ハッピーは散歩が大好きだ。 いつものルートをいつも通りに散歩する。 合間にハッピーはなんの前触れもなくダッシュする事がある。 だが、この日は足取りこそ軽い物のハッピーはダッシュしなかった。 誉はルートの終わりがけに試しにこちらからダッシュを仕掛けてみた。 ハッピーはこちらがダッシュを仕掛けてもいつもそれに乗ってダッシュするのだ。 この日もハッピーはダッシュについて来た、ところがその途中 「キャンキャン!」いつも出さない声をあげてびっこを引き出した。 「ごめんごめん…大丈夫か?」ハッピーに語りかける。 ハッピーには脱臼癖があったので誉はそれだろうと思いその日はハッピーを抱っこして帰った。 それからというもの、ハッピーは散歩には行きたがるし喜んで行くのだが、散歩中に痛がる事が
ブログでは好き放題文章を書く。 そこにはルールは無く本当に書きたいように書きたいことを書く。 最近はツイッターで事足りるという事に気がつき(今更ですね…)文字にする手軽さを感じ、ブログには物語を載せる物みたいな感じで使ってました。 文章という事でライティングを初めてみたのですが…書けない。 ある程度決まったテーマで構成までもがほとんど決まっている、はっきり言って自分の好きな文字を文章にするという捉え方とは違っている。 まだ初めてすぐなので、すぐに慣れるなんて思ってないですが。 なんとなく文字にしてみたくなった。 文章という事の共通点から嫌という感覚はなく、試行錯誤して文章ができあがり、それを評価してもらえるのは凄く楽しい。 文章のスキルを数多く持つ方がこの先書ける物もかわってくる事は明白。 物語をたくさん書いて行きたい、その中で文章で生計を立てる事ができるようになれば、これ程楽しい事はない
蝉の鳴き声が煩くその声で目が覚めた。 誉は休みの日は昼まで寝るのがお決まりだった。 寝るのが好きで休日のアラームの無い目覚めが休日の幸せなのだ。 だが、この日は蝉の目覚ましで目を覚ました。 リビングに出ると誰も居ない、ハッピーもいない 「あれ?どっか連れていったんか?」ぼそっと独り言を言いながら誉は考えた。 ふと玄関を見ると夏の間だけ使っている網戸の玄関扉が少し開いている。 誉は血の気が引いていくのを感じながら、寝癖もひどい寝間着のまま飛び出した。 団地の廊下を走りながら 「ハッピー、ハッピー」と何度も呼びかけながら必死に探したが居ない。 ふと聞き覚えのある声が団地の下の公園から聞こえる 「ワン!ワン!」 誉は4階の廊下から公園を見下ろす、そこには近所の子供達と一緒に元気に走り回るハッピーが居た。 誉はものの数秒で階段をかけおり走ってハッピーのいる公園へとむかった。 「ハッピーおいで!」
何日たっただろう…ハッピーの様子は代わらずご飯も食べれず水も飲まずどんどん衰弱していった。 その様子を思い出すだけで誉は泣くのを我慢せずには居られなかった。 「ハッピーも頑張ってるやしこっちが諦めたらあかんな」 と誉がおかんに言うと、おかんも 「そやな、大丈夫きっと元気になるから」とは言ったものの暗い雰囲気は晴れる事は無かった。 前向きな言葉を口にはするもののおかんはどこかで何かをさとっているようだった。 休日の誉は少し遅く起きた。 今日もハッピーは…そんな事を考えながら部屋を出て、おかんに 「ハッピーどう?」と話かけると 「まだあかんわ…」と首を振った。 ふと、ハッピーがもどす声が聞こえる、たくよはいつも通り処理しゴミ箱へ捨てた。 すると突然リビングからおかんが 「誉!ハッピーが!」 驚いて走ってリビングへ行くとハッピーが水をがぶ飲みし、ご飯を一瞬で食べたのだ。 あれはダイソンと言っても
ハッピーが来てから平戸家は一段明るくなったようだった。 この時誉は中学生になっていた。中学生といってもまだまだ子供で親の事にはとても敏感に反応する子になっていた。 夫婦喧嘩は相変わらずだったが、誉はハッピーが居る事でハッピーに安らぎを求めるようになり、幾分精神的に楽にはなっていた。ただ、おとんのハッピーへの焼きもちからハッピーの事でおかんと喧嘩するという新たな芽が誕生した事に誉はがっかりしていた。 「自分でおかんにプレゼントするって決めたんちゃうんか?男やったら仮に焼きもちやいても我慢しろや!たった一人の愛した女やろが!」 と心の中で喧嘩の度に叫んでいた。 何度も書くがそういう不器用なのがおとんという男である。 喧嘩を聞いているのは苦痛だったが、それが平戸家なのだとこの頃から受け入れるようになり、誉はおかんをサポートし励ます事に徹底するようになる。 誉が過剰なまでにおかんを愛し守ろうとする
大阪に戻ってから家族とハッピーは笑顔の溢れる日常を過ごしていた。 文字通りハッピーが幸せの使者の役割を見事に果たしていたのである。 誉は毎日学校から帰るとハッピーの散歩に行く。 ハッピーは散歩が大好きで、玄関にかけてあるリードを取る動作をするだけで、興奮して玄関でくるくる回りながら吠えるようになっていた。 犬の聴覚の鋭さには本当に驚かされる。 家族で会話している時に散歩というワードが出るだけで興奮してとりかえしがつかなくなる程だった。 そうなってしまっては期待させてしまったこちらが悪いと罪悪感にかられ、しぶしぶ散歩に行く事もあった。 この日も誉はハッピーに向かって 「散歩行く?」と弾むようにハッピーに語りかける。 待ってましたと言わんばかりに誉に飛びつく。 飛びついてきたハッピーをキャッチし抱きながらリードをつける。 そうしないとくるくる回りながら興奮しているハッピーにリードをつける事がで
物語を書くといってもそれが本当に物語として成立しているのか… 失礼ながら読んで下さる方の事を考えて書ける程スキルがないので下手なのはお許しを… ②を書いていて既に途中から迷子になり始めました。しかし、兎にも角にも下手でもなんでも1つ書いてみない事には何も始まらないし進まない。 「どうせやるって決めてるんやろ?やらな気が済まんねやろ?」いつもおかんに言われていた事が頭に浮かぶ。 その通りなんですよね。 わからないなりに勿論完成させます。 自分は今まで、人が通らなくて済む道を爆走してきたように思います。答えなんてないのだから進むしかない。そんな感じですかね。 だからこそ、本気で打ち込む人を見ると放っておけないのです。 スノーボードを教えてきた事もそれが理由でした。スノーボードにおいては熱すぎるあまり人が離れて切ない思いをした事もありました。 またです…何を書いてるのかわからなくなってきました…
サッカーボール程も無い大きさのハッピーはダンボールのような入れ物で連れて帰ってきた。 今思うと箱で連れて帰らせるとはいかがな物かと思うがそこは置いておこう。 実はこのダンボールだか、ハッピーを家に連れて帰るには逆に都合が良かったのだ。 平戸家が住んでいるのは府営の団地で犬を飼うという事に関して曖昧なルールでグレーだったからである。 まぁこれから飼うのだから連れて帰る時に隠そうがあまり意味はないのだけれど 「箱ってかわいそうやけど隠せるから良かったやん」とおかんが言った事に誰も異論を唱えなかった。 始めての家、ハッピーにとっては未知の世界に連れてこられた気分だろう。 それを全身で表すかのように箱から出してもらったハッピーは、まるで雪の中に裸で放り出されたかのようにその白く小さい身体をガタガタと震わせて怯えていた。 誉はその様子を見て 「僕だっていきなり知らん人に知らん所に連れていかれて、こん
今日は家族でお盆のお参りに行く。 世間一般の習わしでお盆のお墓参りだが、うちでは大阪のミナミの御堂筋沿いにある北御堂というお寺の納骨堂にご先祖様を祀っている。 そこに家族で電車で向かっているのだ。ぼくは平戸誉小学4年生。サラサラヘアが特徴で周りからはかわいいと言われていたが 「僕は男やで、かわいいは嬉しくない」と返すのが定型文となっていた。 この日は僕にとって待ちに待った日だった。お盆のお参りがそんなに待ち遠しいのかというとそうではない。白いポメラニアンが我が家に迎えられる日だったのだ。 お盆のお参りに向かう車内で僕は、はしゃぎながら 「なぁなぁ、名前何にする?決めてもいい?」とピョンピョン跳ねながらおかんに問いかける。 「もう考えてるん?」と微笑みながらおかんが僕に問いかけるのと同時に 「ハッピーがいいねん!」と食いぎみに満面の笑みを浮かべながら答えた。 しかし直後に誉は少し何かを含んだ
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