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いま重要だなと感じている3つの項目について書き送った散漫なメモ+α。ですます調のほうがあとの自分にとって伝わりやすい気がするので、今回はですます調で。3つの項目は以下。 エスノグラフィックなアプローチ、人類学的アプローチ 長期保存 情報倫理 note: 話の前提になっているのは冬学期前半の講義と資料とディスカッション。それぞれ関連メモ等を参照。 1. エスノグラフィックなアプローチ、人類学的アプローチ 未来の利用者にとって必要になる情報とは何か、というのは、橋渡しする対象となる情報を収集する、という最初の段階で考えるべきことです。ですが、デジタルデータをキュレーションする過程でぶつかる問題は、利用者と関係するものが多いです。その問題を明らかにする方法として、エスノグラフィックなアプローチ、人類学的アプローチを重視している、というのが、ひとつ、重要な点だと思います。 講義が始まる前は、プログ
http://id.ndl.go.jp/bib/025441949 リチャード・ルービン著『図書館情報学概論』根本彰訳、東京大学出版会、2014年5月 ★感想メモ 会誌の先輩からおすすめいただいて読んだ。 アメリカの図書館教育・図書館学校・関連協会設立の歴史など過去のことについては、知らなかったことがまとめられていて、なるほどそういう流れだったのかということばかりだった。 現在につながる課題として取り上げられているものについては、アメリカの事情と日本の事情ではだいぶ異なる部分がありそうだなと思いながら読んだ。たとえば公共図書館に求められている教育的な役割については、公教育の整備状況や移民の多さ、マイノリティとくくられる人の多さ(白人・黒人といった「皮膚の色」やヒスパニックなどの「出自」の違いによって受けられる教育が異なるなど)といった問題があるために、公教育に変わる教育支援的のニーズが明ら
牧草地にしゃがんで草むしりしていたら魔法使いが一瞬できれいにしてくれた、みたいなお話。 はじめに 全体で1000万件を超えるデータ。1件の中身は10桁くらいの数字たちで区切りはセミコロン「;」。そういうデータが出てくるはずだったのに、開いてみたらば文字化けとかいらない数字とかカッコとかのいらないものがたくさん入り込んでいた。そのうちパターンが一定している約5万件はMicrosoftのAccessから取り出してExcelのFINDとMIDで消せたけれど、それではダメな約1000件をきれいにする方法は、どうにもこうにも分からなくて、しかたないのでDeleteキーでひとつひとつきれいにして回っていた。 手作業ではいつまでも終わりは見えなくて、もちろん夕方には肩も目も痛くなり、つらいようとこぼしたら魔法使いたちがやってきて、きれいにできるよ、簡単さ、と言った。そして、まばたきするうちにきれいにして
2013-03-31 STMの収集方針(選書基準) ■STM分野 私の担当はSTM(Science, Technology & Medicine の略。)分野でした。STM分野に何が含まれるのかはここで見られるけれど、引っ張ってくるとこんなふうで、すごく広くて驚くほどです。 --- M 科学技術一般 Science and technology in general MA 数学 Mathematics MB 宇宙科学 Space sciences MC 物理学 Physics ME 地球科学 Earth sciences NA 建設工学 Construction NB 機械工学 Mechanical engineering NC 運輸工学 Transportation engineering ND 電気工学 Electrical engineering NG 原子力工学 Nuclear e
未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書) 岩波書店、2003年9月 ★感想メモ ベテラン図書館員ならば当たり前になっていることかもしれないけれど、ひよっこ図書館員の私にとってはとても勉強になったし、刺激的で面白い内容だった。 と同時に、問題意識として共振するところが多く、実感としてもそのとおりだと頷かされることが満載の本だった。今抱えている問題がまさに取り上げられている、という部分もあり、7年前に書かれたものではあっても私にとってはアクチュアルな内容で、しかも公共図書館の現状ということでいえばやはり今もって参考にすべきところの多い本なのではないかと思う。 図書館のあるべき姿とは、と考えるとき、どうしても利用状況の調査、何が求められているかの「マーケットリサーチ」(p.32)に当たることが必要だと日々思っているのだけど、本書で取り上げられているニューヨーク公共図書館はまさに
★【『知の編集術』】も参照のこと。 *編纂(compile)[dataを扱う基本技法] 単立した情報に内属する定義を一項目ごとに対応づけて編集するために 01収集(collect):種類を限定して広く集める 02選択(sellect):収集された情報から必要な一部を引き出す 03分類(classify):あるフレームにもとづいて特徴を分類する 04流派(party):目的や属性に応じて大きくグルーピングする 05系統(taxonomy):分岐点を明らかにして系譜、系列、系統などを整える *編集(edit)[captaを扱う応用技法] つながった情報がもつ意味の背景・含意・流れを広げて編集するために 10-情報群を意味単位に分節して編集する 06編定(codify):契約・法典・条例・史書・辞書などをつくる 07要約(digest):ダイジェスト、キーノート、概要をつくる、詩歌にする、文意保
哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))(ちくま新書545、筑摩書房、2005年) *2006/03/16現在 *感想 読みやすく、分かりやすく、親切。 最後に書かれている「再構成」に従ってもう一度読み返したいと思う。 終盤の文献案内がありがたい。 思考実験や論理の立て方、議論の作り方を学び始めるときに役立つ。 無駄な論争を避け、効率的かつ堅実に議論を積み重ねてゆく方法を学ぶために読むべし。 哲学的な思考を身につける必要性を痛感させられる。議論の精度を上げるためにここからさらに奥へ行かねばと思わされる。 クリティカルシンキング:情報の送り手と受け手両方の共同作業の中で、社会において共有される情報の質を少しでも高めていくためのものの考え方 議論を構成する三つの要素 主な主張(結論) 理由となる主張(前提) 前提と結論のつながり(推論) クリティカルシンキングの基本 議論の明確化 前提
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