悠斗は重いまぶたをゆっくりと開け、見慣れない天井に違和感を覚えた。 手を伸ばして顔をこする。 しかし、その手は自分のものではなかった。 スベスベで小さく、指先が繊細だった。 「これは…どうなってるんだ?」 驚いて体を起こすと、鏡に映ったのは、まぎれもなく友人の玲奈の姿だった。 彼女の長い髪が肩にかかり、女性らしい柔らかな曲線を持つ体が映っていた。 悠斗はベッドから飛び起き、鏡の前に立ちすくんだ。 玲奈の部屋にはピンク色のカーテンや可愛らしい装飾品が溢れていた。 悠斗はその一つ一つに驚きつつも、玲奈のスマートフォンに手を伸ばした。 そこには、自分自身からのメッセージが届いていた。 「入れ替わったみたい。お互いの体に慣れるしかない。」 悠斗は混乱しながらも、玲奈の生活を始めることにした。 まずは玲奈の服を探し出し、着替えようとした。 しかし、女性の服は思った以上に複雑で、特にブラジャーの装着に