新たな地平を切り拓く! 俊成以後、中世から近世へ〈動態〉としての新しい和歌史を捕捉することを目指した最前線の研究。 28名による渾身の書き下ろし。 *「本論文集は、2018年に亡くなられた松野陽一先生に対するオマージュとして企図されたものである。」 家永香織(いえなが・かおり) 白百合女子大学他非常勤講師。 中古中世和歌文学専攻。 『転換期の和歌表現 院政期和歌文学の研究』(青簡舎、2012年)、「『小侍従集』伝本考」(『和歌文学研究』120号、2020年6月) 中村 文(なかむら・あや) 日本女子大学・早稲田大学非常勤講師。 日本中世文学専攻。 『後白河院時代歌人伝の研究』(笠間書院、2005年)、『歌人源頼政とその周辺』(編著、青簡舎、2019年)、『奥義抄古鈔本集成』(共著、和泉書院、2020年) 紙 宏行(かみ・ひろゆき) 文教大学文学部教授。 中世和歌専攻。 「親句・疎句説の形成