サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
猫
kalessinlord.hatenablog.com
地震発生直後から僕はインターネットで情報収集を続けていたのですが、その際、地震のマグニチュードについての疑問がネット上でくすぶっていることに気づきました。 1) マグニチュードの定義がよくわからない。気象庁は最終的な発表ではモーメントマグニチュードという普通の気象庁が使っているマグニチュードとは違う値を使ったようだ。理由が分からない。何か隠しているのではないのか。 2)マグニチュードがUSGSの発表とズレていたのはなぜなのか 3)なぜ気象庁はマグニチュードを発表の度に変更するのか 地震の授業などを高校や大学で受けたことがある人なら不思議ではないことも、そうでない人にとっては一種の不安の要素にさえもなりえているようです。マグニチュードについてはネット上にも解説はありますが、ポイントとなる点を抑えた上で解説したいと思います。 1)マグニチュードって何 マグニチュード(M)は簡単に言えば"地震の
研究の記録 今現在僕は研究の記録を取るのに 1)解析の考察などをプログラム付きで記録するEvernote 2)ひとまとまりの研究の経緯を記録するラボノート 3)思ったことなんかを全部書きだすノート(ほぼラボノート) 4)ちょっとしたことをメモする野帳 だいたいこの4つを使っています。あとは読んだ論文の記録はGoogle Docsを使っています(時間や量を把握するため)。特に1)と3)は日常的につかっていますので、これらをいかに効率よく使っていくかが生産性に直結します。 Evernoteを使う前は2)がメインだったのですが、いかんせんMatlab等で計算する研究の記録には紙媒体は著しく不向きで、情報量の割には結構時間を無駄にしていた印象があります。Evernoteを使い出してからは計算→思考→記録のサイクルが大幅に向上して、随分と助かっています。Evernoteなら検索も容易なのでちょっとし
[追記あり] 先日性懲りもなくMSNの記事をみていたらおやと思う記事をみつけました。 科学は誰のものか 書き手は竹内薫さん。 「ファインマン物理学」を読む 量子力学と相対論を中心として 作者: 竹内薫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/05/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (13件) を見る大学入ったばかりの頃はこれで頭をせっせと動かしていました。 あんまり知らない人もいらっしゃるかと思いますが、サイエンスライターとか、サイエンスコミュニケーターと呼ばれる人たちの中でもベテラン、しかも硬派の人です。僕は大学に入ってからしばらくこの分野とはご無沙汰しているのですが、10年ちょっとまえ、まだ出版不況が押し寄せてくる以前、サイエンスコミュニケーターという言葉がなかった時代から活躍していらっしゃる方です。ニュートンを創刊した竹内均
みなさんはトドという単語をご存知だろうか。といっても某絶滅危惧種とは違う。 これは、トドです。(Wikipedia トド より。) トドというのは、To Doをもじったネットスラングのことだ。よく仕事をやることをtwiterなんかで"トド撃ち"と形容する。かつてネットに動物愛護の倫理が押し寄せてくる前は一家の大黒柱が獲物をしとめて家路につくというこんな平和な光景があちこちで聞かれたものであった。(※時刻をクリックすると出典元のツイートが参照できます。) 夫、特大トドを仕留めて3日ぶりくらいに帰宅。さーて私も行くかな。 posted at 05:22:57 ぼ...僕には撃てない。出来ません!!!しかし、時代は動いている。トドはまぎれもない絶滅危惧種。ましてや生トドをみた僕としてはトドを撃つなんてことは不可能だ。こんなことをつぶやいたものだった。 ”トド撃ち”という(ネット?)スラングがある
※2011/3/22 追記あり それはあまりにも突然でした。 経済産業省の独自仕分けにより、地熱発電の開発補助等が打ち切り ぱっと見た限り、むしろまだ切るものがあったのかというのが本音でした。なぜなら10年以上前から地熱開発の国家予算は減少の一途をたどり、既に開発援助は打ち切られていたからです。残っていたのはわずかな掘削などの調査費。しかし、調べていくうちに何が起ったのかを悟りました。 この予算は、残されていた地熱予算の、ほぼ全て どういうことか、日本の地熱の補助についてお話したいと思います。 地熱発電に関する研究会中間報告について 資源エネルギー庁 13pより 現在の地熱の補助については 1)調査段階への補助 2)建設及び持続的開発時の補助 の二通りあります。1)はa)地熱開発促進調査事業に、2)は b)地熱発電開発事業に相当し、これらが通常の地熱発電への補助となります。この他にも数年前
すっかりご無沙汰になってしまいました。今学期はRAを貰って現在データ解析をがんばっているところですが、下手をすれば半年強やってきたプロジェクトがフイになりかねない事態です。解析手順としては佳境に差し掛かっているのとは裏腹に状況としてはより崖っぷちになっているコントラストに逆説的な快感を抱いている今日この頃です。 データ解析にちょっと手間取っているのは、一つは僕がMatlab文化に不慣れなこと、もう一つは担当教官の研究者としての方針と今までの自分の研究スタイルのずれを特にここ何ヶ月か修正し続けていたからでしょう。ちょっとまとめてみました。 “Do your research, first” これは、研究主体の大学教授全般の言わば暗黙の了解でしょう。彼だけではありません。僕が現在所属している学科では最初はTAを任されるのですが、どの先生も“あまり研究時間を削らないように”との通達を貰っていまし
まぁ、彼らのWebページを見れば大概のことはわかるのですが、とりあえず、彼らの働きぶりは、中間報告にまとめられています。 IFREE中間評価報告 評価委員会のメンバーは藤井先生をはじめ、僕が勝手に”地震学の生ける伝説”と呼んでいるカリフォルニア工科大学の金森博雄先生、Modern Global Seismology (通称レイウォレス)のLay先生、マグマ・マントルなど地球科学の流体力学の大家Manga先生など、新米の僕からしてもぎょっとするような超一流の人たちが名を連ねています。物理学分野で言ったら、南部先生や小林・益川先生がやっているのとほとんど変わりません。仕分け人が指摘したような慣れ合いのいい加減な評価とはまったく話の次元が異なる人たちです。 Modern Global Seismology, Volume 58 (International Geophysics) 作者: Tho
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く