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猫
kasinoki1957.hatenablog.com
高校一年のときの生物の時間、担当の先生がこう言いました。「君たちの中に仏壇の前で手を合わせるという非科学的なことをしている者はいないだろうな」もう半世紀ほども昔の話ですが、当時から、いや、ずっとそれ以前から「死後も人は生きている」と考えるのは、前近代的な迷信だと大方の知識人は考えていたようです。 農村部と都心部では差があったとしても、昭和30年代のはじめころまでは、先祖の霊と共に生きているという感覚を持っている人が多かった気がします。今でもお盆の風習は残ってはいますが、形骸化してしまったようです。昔の人たちは、お盆の期間には先祖が我が家に戻ってきて、家族と共に楽しく過ごすという実感を持っていました。「ご先祖様が草葉の陰から見守っていてくださる」といった言葉を子どものころに聞いた記憶もあります。 それが高度成長期を迎え、経済至上の物質中心主義の時代となり、「先祖の霊を感じて、死者と共に生きる
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