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猫
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母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね? ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、 谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。 ーー西条八十『ぼくの帽子』(1922年) 12、3年前「2ちゃんねる」のまとめサイトで、 “夏に関するイラストで描かれる、白いワンピースを着た麦わら帽子の少女が向日葵畑の中に立つイメージの元ネタは何か” というお題で立てられたスレが紹介されていた。 そこでも、またその後、同様のテーマを扱ったフォーラムでも様々な作品やアイデアについて言及がなされていたが、中でもその骨子として指摘されていたのは、山川方夫の小説『夏の葬列』(1962)である。 同作中では、少年時代の主人公の身代わりになって亡くなった女性が着用していたのが「白いワンピース」だった、という設定が見られる。国語の教科書にも掲載されていたそうで、それで作品に接したという人も少なからずいた、「特定の世代にはよく知られた
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