ある日の新聞お悔やみ欄に101歳と21歳がおられました。その差は80年です。ですが、人の生き死には自分で決めることができないものです。そして単純な年数で人生が決まるものでもありません。私は長さよりも、どれだけ懸命に生きたのか、自分の役割を果たせたのか、どれだけの人と関わり幸せな時間を過ごせたのか、やはり内容が大切なのだと思います。 命の年数は分からないため若いうちは死を意識することはありません。時間は永遠にあると思い浪費してしまうものです。ミドル世代になれば忙しく日々の生活に追われているうちに年数が削られていきます。さらにシニア世代になっても働く時代となり人生を味わうという時間はなかなかありません。そして気づけばシルバー世代となってしまいます。ゆっくりのんびり人生を楽しむ時間を世代に関わらず持たなければならないと思うのです。 いつかそのうちの人は、いつまでたってもその時は訪れないのかもしれ