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猫
kinyomu.hatenablog.com
作品名 天地明察 特別合本版 著者 冲方 丁(うぶかた とう) ジャンル 歴史小説 出版元 角川文庫 評価 5点:★★★★★(全力でおすすめ) 対象年齢 中学生以上 おすすめの人 時代考証のしっかりした歴史物が好きな人。山本周五郎作品のように心の機微が描かれた作品が好きな人。 昨日の「アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)」の記事で「都市と星(アーサー・C・クラーク)」を同レベルの傑作として持ち上げたましたからそれを取り上げようかと思ったのですが、ちょうど昨日読み終えた「天地明察」も相当に面白かったので読了直後の熱が残っている間に感想を書いちゃおうと思いました。 さて、この作品を書いた冲方丁という作家さんは随分と多芸な方で、「ばいばい、アース」ではハイファンタジー、「マルドゥック・スクランブル」ではSFと、歴史物とは縁遠いと思われる作品でヒットを飛ばしてきました。Wikipediaの作
作品名 アルジャーノンに花束を 著者 ダニエル・キイス ジャンル SF 出版元 早川書房 評価 5点:★★★★★(全力でおすすめ) 対象年齢 中学生以上 おすすめの人 あらゆる人 「面白いSF小説を教えろ。つまらなかったら殺す」ともし仮に脅迫を受けたとしたら紹介するのがこの1冊です。「都市と星(アーサー・C・クラーク)」も捨てがたいけれど、確実に誰が読んでも最高に面白いものを挙げるならこっちかなと。 さきほどちょろっと暗算してみたのですが、たぶん私は32年余りの人生において2千冊を超える小説を読んでおります。僭越ながら、活字中毒のはしくれを自称させていただいてもよろしいレベルでしょう。そんな私でございますが、鮮烈に記憶を残す作品というのはやはり一握り。とくに、読書好きだと人に話した際には「何がおすすめ?」と慣用句のように尋ねられるわけですが、そうした際に亥の一番に挙げるのがこの「アルジャー
作品名 バビロニア・ウェーブ 著者 堀 晃(ほり あきら) ジャンル SF 出版元 創元SF文庫 評価 3点:★★★☆☆(おすすめ) 対象年齢 高校生以上 おすすめの人 もうとにかくカッチカチのハードSFが好きな方 カッチカチやで!(ザブングル) 前回も同じ著者の作品「遺跡の声」を取り上げました。それについてもハードSFと形容しましたけれど、本作はそれ以上にカッチカチのハードSFです。最後まで読み進めるとわかりますが、テーマは宇宙の構造そのもの。銀河はなぜ渦上に回転しているのか、そういったまあ普通の人なら日常的に考えることなどない疑問に大胆なフィクションを用いて回答をしています。 うおお、なんだこれは。くそ面白い。心臓がバクバクする。さすがは日本SF会のアカデミー賞、星雲賞の受賞作品やで。 ちょっと話が逸れるのですが、そんなに面白いと言って持ち上げているのにどうして評価を3点にしているのか
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