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円安とは
koblog.hatenadiary.com
先日公開した記事(哲学の問題に数学で挑むってどういうかんじ? )について多くのコメントをはてなブックマークで頂いたので、いくつのコメント(特に技術的な疑問点)について僕の考えを書いておきます。この分野に興味を持ってくださり、ありがとうございました。 この分野は発信者が少ないので慎重かつ誠実なコメントを心がけますが、単なる大学院生の意見なので読み流すくらいの感覚で捉えて頂けると幸いです。 >Minimal Increasingnessは一次元と同相だから推移律を満たせば自動的に満たしそう。 これは自動的には満たされないです。例えばどんな2つのベクトルを取ってきても同等に望ましいと判断するような(ちょっと極端な)価値判断基準を考えると、これは推移性を満たしますが(イメージとしては全部に対して同等に望ましいと判断しているため特に内部に矛盾はないということです)、minimal increasin
僕は経済学研究科に所属する大学院生です。 ただし経済学の中でも特殊な領域を専攻しており、「どんな社会が”良い"社会か?」「”公平な"資源の配分とは何か?」など哲学的な問いを扱っています。 この記事では、初歩的な数学以外は前提知識なしに、社会的選択理論(経済学の一分野。社会についての哲学的な問いに対して数学でアプローチする)のイメージを共有してみたいと思います。具体的にはより細かいテーマとして最近取り組んでいるPopulation Ethicsについて取り上げます。 Population Ethics(人口倫理)のモチベーションを紹介しながら、Ng(1989)によって示された僕が好きな不可能性定理を証明も含めて説明します。 「数学をこんな問題を考えるのに使っているんだ!」「経済学の中にはこういう領域もあるんだ」みたいなことを共有できたら嬉しいです。 長い旅にはなりますが、ぜひ経済学の中でも特
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