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中東情勢
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パイド・パイパー 自由への越境 (創元推理文庫) 作者:ネビル・シュート 東京創元社 Amazon 第二次世界大戦のさ中。ドイツ軍は、ヨーロッパを侵攻中だ。 その春五月、理由あって深い憂鬱に囚われていた七十代のハワードは、自分を取り戻すために、釣り旅行を計画して、フランスのジュラ県の田舎町シドートンに向かったのだ。 けれども、六月、結局、滞在を中断して、イギリスに帰る決心をするが、それは、パリがドイツ軍の手に陥ちた日だった。 この想像を越える困難な帰国の旅の話は、後日、ロンドンのクラブで「私」がハワード本人から聞いたことだった。 「どうやって帰っていらしたんです」との「私」の質問に「あらかた、歩いて戻りました」とハワード。 しかも、一人ではなかった。旅先で知り合った国際連盟職員の夫妻に、幼い二人の子どもを、連れて帰ってもらえないか、と頼まれたのだった。 リューマチ持ちの70代の老人が、好奇
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