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映画『窓辺にて』(2022) 主人公の市川茂巳はフリーライター。 美しい妻の浮気に気づいている。だいぶ前から。 妻の浮気を知っても大したショックを受けない自分。 激しい嫉妬に狂うこともない。 けれども静かに妻を愛している。 大多数の人が想定するような感情を抱けない自分について、彼はショックを受け悩んでいるのだ。 人は皆、ひとりひとり違う。 大多数側にいると安心できるから、ハブられないために嘘の自分を演じて大多数側にいる人間のふりをして生きる。 そんな私も過去にはいた。 わかりやすいところでは、お酒が苦手なのに好きなふりをしたことがある。 正直にお酒が飲めないことを話せるようになった後、会う機会が減った人もいるし、心地よい関係が今も続いている人もいる。 一番心地よくなったのは、間違いなく自分自身だった。 自分が大多数派にいる場合は自分たちが正解でその他は間違っていると決めつけないように気をつ
息子は静かに結婚した。半年前のことだ。 式や披露宴をおこなわず、それぞれの親への挨拶と承諾をへて入籍。 そのあと、親戚や関係者への報告と挨拶。 そういう流れだったので、静かに結婚した感じがした。 私はそれがとても心地よかった。 何よりも二人の意志で決めていたことがとても良かった。 当然、私は姑という立場になったわけだが、一体どんな態度でいれば良いのだろうか、一体どんな心持ちでいるのが姑なのだろうか・・・・・? 少しの間、戸惑っていた。 とにかく無理をしない、緊張をさせない関係性がいいとは思っていた。 そんなある日、ラジオで誰かが言っていた。 「お嫁さんは徹底的に甘やかす」 あ、これだ、と思った。 その日以来、私の姑ライフは楽になった。 先日、夫の誕生日に息子とアイリスちゃんが来てくれた。 父の日と母の日、そして誕生日には二人で来てくれる。 私自身は夫の実家を訪問するのは、どうも苦手だった。
『83歳のやさしいスパイ』を観て、遠くない未来の自分に思いを馳せた。 83歳のセルヒオは、スパイとして老人ホームに潜入する。 妻を亡くした悲しみからなかなか抜け出せない彼は、生きがいを見つけて前に進もうとしていた。 スパイ映画なのだけれど、アクションシーンは皆無。 闇の組織も悪人も存在しない。 入所している一人一人と話をするうちに彼らの人生を垣間見るセルヒオ。 切なくなったり、優しい言葉をかけたりかけられたり、恋の告白をされたりもする。 何歳になっても、人間が集まれば面倒なことは起こるし、時には思いがけない優しさに触れて胸が熱くなり涙したりする。 それは変わらないのだった。 80歳を迎えた時、私はどんな暮らし方をしているのだろう・・・・と想像してみる。 自分の足で食料を買いに行き、自分の食事を作るためにキッチンに立てるといいなぁと思う。 自分の服を自分で洗濯して、好きな服を着て心地よく機嫌
”独り言”とは、これから先もずっと私と対話する話し相手になるという。 だから、なるべく中立的で思いやりのある言葉を使うことが大切らしい。 大人の場合、独り言のほとんどは声に出さない心の中のおしゃべり。 うんうん、わかります。今もブログを書きながら心の中で話している・・・。 たしかに、決めつけたものの言い方や攻撃的な強い口調で話す人は、相手にストレスを与える。 逆に、思いやりのある穏やかな口調で話す人はストレスを軽減してくれるし、癒しさえも与えてくれるものだ。 そう、だから、私の独り言も優しくありたいと意識してみる。 ↑の生クリームは二色ムースのおやつを作りたくて購入したけれど、使い切れずに半分ほど余っている。 「生クリームってさぁ、買うたびに毎回余らせて、けっきょく使いきれないまま腐らせてるよね。ダメじゃん。同じミスを繰り返すって無能じゃない?」 なんて言わずに 「生クリームっていうのはさ
コーヒー豆を使い切ったので、新しいものを買ってきた。 これほどの些細なことであっても、新しい物事を経験するのは何だかワクワクする。 昨日まで飲んでいたデカフェ豆との違いを私は感じ取れるのだろうか・・・? それを確かめたいという好奇心もある。 知的好奇心は脳にとっての最高の栄養であると、誰かが言っていた。 小川珈琲店のフレンチローストブレンドの豆をガリガリと挽く・・・・。 五感が刺激される時間である。 カップに注いで・・・・・ 飲んでみる。 あ、わかる。 昨日までのコーヒー豆との違いはわかる。 酸味より苦味が強いこともわかる。 うん、なんか美味しい〜♡ はっきり感じ取れるのはこれくらい。 その他の微妙なことは感じていても知識が足りないので言葉にできない。 がしかし、今日の私はこれで大満足。 美味しいコーヒーを淹れると、欲しくなるのはコーヒーに合う小さなお菓子。 お菓子とお菓子の素敵なマッチン
お知らせ音がピコンと鳴ってメッセージが届いた。 作品の注文が入りました♫ 私はMrs.Robin(ミセス・ロビン)という作家名で 小さなテディベアや可愛い雑貨を作ってハンドメイドサイトで販売している。 この日のお客様はペンケースを買ってくださった。 片面にはトイプードル、もう片面には赤いバラを刺繍した リネンのペンケースだ。 私の小さなショップの主力商品は小さなクマやウサギのぬいぐるみである。 このペンケースは、心を込めて作ったけれど長いこと売れずにショップのギャラリーに並んでいた。 だから、とても嬉しかった。 何万点もある商品の中から、このペンケースを見つけてくださった方がいることに 感謝があふれる。 お礼のメッセージを書いたカードを添えて 今朝一番に郵便局から発送した。 沖縄から横浜へ。 今ごろは羽田行きの直行便で空を飛んでいるかもしれない。 どうか無事に届きますように・・・。 商品の
暮らしの中に創造的な何かがあれば、 その人の日々はイキイキとして幸福度は高くなる。 と誰かが言っていた。 創造とは人まねでなく、新しいものを自分から作り出すこと。 ただし、生み出すものは名作・傑作でなくても全然かまわないのだ。 ささやかなる創造力を使って、パンを作ってみた。 きっかけとなったのは ↑こちらの商品。 少しでも早く秋を感じてみたくて、 ”甘栗むいちゃいました”を買いに出かけたが見つけられず その代わりにこんな素晴らしい商品と出会うことができた。 スーパーマーケットでこれを手にした時、わたしは軽く感動して 息をのんだ。 食べやすいサイズの美味しいお芋と栗をミックスするなんて ありそうでなかったのでは? これをパンの中に忍ばせてみた。 さつま芋と栗をパン生地で包み込む。 ひとつだけ特別バージョンとして 冷蔵庫に残っていたレモンカードと栗と合わせて入れてみた。 美味しそうな予感がする
とりわけ人生の後半において”どんなふうに年齢を重ねていくのか”ということに 強い関心を持って生きてきた。 人生の後半に大きな期待をよせて生きてきたと言い換えることもできる。 人生前半に悩み多き時間を過ごしたせいかもしれない。 少なくとも私の周りにいた友達よりは 悩みの理由となる出来事をより多く抱えていた。 ほとんどの友達が進学や恋愛や就職にまっすぐに悩んでいた頃 私はその他にも大きな事案を抱えていた。 ・大好きな母が病気で亡くなったことを受け入れて、時間をかけて再生していくこと。 ・母の三年忌を待たずに再婚した父と継母を受け入れること。 ・腹違いの弟の誕生を喜ぶ気持ちとそうでない気持ちの葛藤 etc............. 高校生の私にとって、ものすごく大きくて難しい複数の案件を 同時に抱え込んでいたのである。 安らぎがほしかった。 だからこそ、人生の後半は穏やかな楽しい日々であって欲し
それぞれの人に、その人にとっての心地よい音楽 心地よい衣服 心地よい部屋etc.....があるように 心地よい文章というものがある。 あらためてそれに気づいたのは、昨日のことだ。 久しぶりに図書館に出かけ、6冊の本を借りて帰宅。 書店で購入する時はたいてい文庫本なので、久しぶりの単行本に触れる。 厚みや重さ、抱えごこち、栞紐、ページをめくる感触などを味わう。 やっぱりいいなぁと、ひとり満足のため息がもれた。 どれを最初に読み始めようかと6冊を眺める。 直感で『琥珀の夏』(辻村深月 著)を選んだ。 今はとりあえず、プロローグだけでもさらっと読んで じっくり読むのは今夜からにしようと思っていた・・・はずが スイスイと読み続け、小説の世界に引き込まれていった。 辻村さんの作品とは意識せずに 『ツナグ』『ハケンアニメ!』『かがみの孤城』は映画として好きになり 繰り返し鑑賞してきた作品だ。 繰り返し
喫茶店やカフェが大好きである。 何が好きなのかというと 外観、内装を含めた喫茶店の雰囲気ではないかと思うのです。 木枠の窓 レースのカーテン 小さな花瓶に生けた一輪の花 コーヒーの香り ホットケーキの甘い香り ジャズが流れていたり 優しいピアノサウンドが流れていたり 店主の好みを反映した家具や雑貨に囲まれて・・・・・ そこで過ごす時間がたまらなく好き、 ということだろう。 そこに美味しいものが加われば、まさに至福の空間となる。 残念なことであるが 島暮らしを始めたことで 私の趣味の一つである喫茶店巡りは、思うようにできなくなった。 そしていつしか、家で喫茶店のような雰囲気を味わえないものかと 工夫する癖がついたようである。 喫茶店といえば、名古屋の喫茶店モーニング文化が有名ですよね。 あんバタートーストの写真に魅せられた私は、 名古屋の喫茶店モーニングをこの手でつくって味わうことにした。
昭和の女子大生だった頃に通っていた喫茶店のパインチーズトーストを思い出してつくってみた。 パインとチーズ?え〜〜〜!? と言われるのではないかと恐れて 当時はあまり大きな声では言えなかったのだが 私はこれが大好きだった。 誰に否定されようとも、 好きなものは好きと言える勇気を持ち続けたいものだが そもそも、パインチーズトーストは 私が思うよりも広く人々に受け入れられているようだ。 ハワイアントーストなどというおしゃれな呼び名も持っている。 台風が去った後のスーパーマーケットには食材がない。 食パンも買えない。 ベーコンもハムもない。 緑の葉野菜もほぼ姿を消した。 足りなくなったり、困ったりすると ようやく人間は本気をだす。 苦労を惜しまず、工夫するようになるものだ。 私も動き出した。 まずはパンを焼いた。 焼いてくれたのは↑のホームベーカリーさんである。 バターも牛乳も使わない、 粉と塩と
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