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猫
lacroix.hatenablog.com
・異様にでっかい目、瞳の中に星というか白い光が1つ2つ・・・なんかこういういかにも少女漫画雑誌に出てくるキャラそのまんまでアニメオタが好むようなキャラクターには正直もう、かなりの抵抗感があり、ちょっとそれはなぁ〜っていう拒絶感もあって、さてはてどうしようかと考えていたのだが、新海誠に関しては種子島が舞台になっている『秒速5センチメートル』が少女趣味ではあるがなかなかに良い作品であったし、とにかくロケット打ち上げのところとか、都会の春の映像とかがものすごく美しく綺麗だったので、今回もそういった部分に期待して観てみた。 ・最初は瀧にしろ三葉にしろ登場人物の顔つきがあまりに少女漫画、アニメっぽくて、やっぱり抵抗感がありありで、ちょっと引き気味であったのだが、段々、段々と非常にテンポのいい展開にドンドン引きずり込まれていき、しかも先がどうなるか全く予想が付かない、次から次へと驚きの展開にもう「これ
●「出来上がった作品には監督の生き方とか、人生だとか、考え方が結局は全部乗り移る。隠そうとしても隠せるものではない。観客には全部わかってしまう」 ある監督の言葉だ。100%ではないけれどその言葉に同意している。 ●そして、これまで観てきた園子温の監督作品から自分が感じて来たものは「全くこの監督とは考え方が合わない、たぶん今後も作品を観たとしても感動も、共感もすることはないだろうと」というものだった。昨年観た『気球クラブ、その後』でもやはり同じ感想しか持ちえなかった。「ああ、もうこの監督の作品は観なくてもいいな」と思っていた。 ●『愛のむきだし』という作品が随分とあちこちで傑作だなんだと絶賛され、ファン投票や年間ベストテンなどの企画でも1位に選ばれたりしているので、なんだそれは? と思ったら監督は園子温。しかも尺が4時間。ああ、またこの監督はおかしなこととやってるなと思った。だが、やはり気に
2022年11月11日に公開された「すずめの戸締まり」が、半年に及ぶロングラン上映を経て、2023年5月12日~27日の期間に「最後の戸締まり上映」と銘打った特別上映が行われるという。そして27日が終映。 もう一度観てみたいと思った。 一回目は予備知識なしで観て、311を描いた作品と知り震えるほど驚き、途中では目を閉じてしまう場面もあった。でも、ラストに向かって走り抜け語られる言葉に、大きく感動した。 今回の二回目は一回目よりも冷静にしっかりとスクリーンを見つめる事ができた。 改めて思う。この作品は後世に残り語り継がれていく傑出した映画になるだろう。 311を描いた映画、TVドラマ、作品の中で、この「すずめの戸締まり」が最もあの災害を語り、一番に悲しまれた人の心に寄り添う作品となるだろう。 二回目を観て、感動は更に大きくなった。 辛口批評で書いているブログだが、「すずめの戸締まり」に関して
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