読書記録な記事をしばらく書けていないが、ペースに緩急はあるものの、歯磨きをするように本を読んでいる。 今読んでいるのは、坂本龍一の『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』。 今年癌でお亡くなりになった”教授”。 ファンでなくてもその名はよく知っているし、彼の奏でる音は好きだ。 でも著作を読んでみようとは思わなかった。著作があるとも知らなかった。 Xで流れてきて、題名に心を惹かれ、初めて手に取ってみた。 まだ読み始めたばかりなのだけど、坂本龍一さんのラジオを聴いているような気分になる。 こんな活動をしていたのか!とか、この人とこんな繋がりが!など、初めて知ることばかり。俄然興味が湧いてきた。今更!と自分に呆れている。同じ時代を生きていたのに、ご存命の間にもっと知っておくべきだったな。 実はちょっと敬遠している部分があった。 中学生の頃、同じクラスの仲の良い男子がYMOにハマり、彼らの音楽の素晴ら