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猫
makochan5.hatenablog.com
昨年11月に出版された中村計著『笑い神 M1、その狂気と純情』(文藝春秋社)を読んだ。「M1グランプリ」を創設した者の一人として興味を抱いたからだ。「プロローグ」に「漫才とは何か、笑いとは何か。その核心を、その真髄を覗き見たくなった」と書かれてあったので、少し期待をしながら読んだ。 しかしながら、読み進めるうちに苦笑は失笑に変わり、読み終えた時には失望を通り越して呆れてしまった。 あまりにひどい本である。このような「間違いだらけ」の論考で、世間をたぶらかしてはいけない、と私は思う。関西弁の話しことばで表現すれば「中村さん、わかりもせぇへんのに、何、たいそうなこと言うてんねん」である。 中村氏が、それまでの自分の人生とは縁遠かった「お笑い」というフィールドを題材にして、たくさんの時間をかけて、多くの人達に話を聞かれた労苦は評価する。しかし、本著は「漫才」「笑い」「M1」について、なんら正鵠を
今年も、笑いながら、拍手しながら、ヒヤヒヤしながら「M-1グランプリ」を見ました。 自分が立ち上げに関わったテレビ番組が大きく育って、今や、押しも押されぬ「漫才界の頂点」を競うビッグな番組になったことは、とても嬉しいことです。 テレビの画面を見ながら、その裏で生番組ならではの緊張に追われている後輩スタッフたちの姿を思い浮かべつつ、OAを楽しみました。 全体として、高いレベルを保ちながら緊張感にあふれた、とても良い出来だと思いました(こう言うと、先輩ヅラした、なんだか嫌な奴だと思われそうですが、こんな批評をもきちんと受け止める謙虚さが表現制作者には必要なのです)。 素材VTRの作り方、あおりナレーションの付け方、アタックBGの選び方、最後の結果発表に至るまでの緊張感の高め方、いずれも極上のエンターテイメントになっていました。 で、今年最初に笑ったのは、審査員の立川志らくさんの、 「もう談志が
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