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円安とは
masaono777.hatenadiary.org
年忘れの時期であるが、以下の話題は記録しておくべきなので一文を書く。 今年の国内IPOは22社と昨年の19社に続いて大低迷が続いた。またぞろIPO件数の話題とはうんざり、と感じるかもしれないが、今年はエフオーアイ(6月15日、マザーズ上場廃止)やシニアコミュニケーション(9月24日、マザーズ上場廃止)という『粉飾の大立者』が市場の話題となった年でもあった。 ネットであちこちブラウズしても、不祥事をしでかした上場企業リストがまったく出てこないので、自身でコツコツ作ってみた。門脇徹雄氏等が2008年に刊行した本で多数の不祥事企業のケーススタディをされているが、その資料をお借りして修正加筆してみたものである。その数49社。もちろん、これ以外の不祥事も多数あるので厳密な客観性をもった基準ではないことを申しあげておく。 このリストでは純粋な経営不振による上場廃止は除いているが、よくぞこれだけ手を染め
先日、「ベンチャーキャピタルのリターンはなぜ偏るか」について書いた。 これに添えて、優秀とされているVCは具体的にどのようなリターンを上げているかをみてみよう。下表は、カリフォルニア大学が過去3度以上出資したVCファームについて、個々のファンドの投資倍率(D+RV/PI)を同大学の出資回数順に分析したものである。個々の投資倍率の下段は全米のVCファンドにおける各設立年の平均投資倍率との差(つまり平均点との格差)であり、これによりそれぞれのファンド運用成績の優劣が判明する。 (カリフォルニア大学監督局資料から筆者作成。シャドー部はいわゆるスーパースター・ファンド。) 同大学が出資するVCファンドは一部であり、VCの全体像を解明することは不可能だが、高い評価を受けているVCファームにおけるパフォーマンスの特徴を把握できる。第一に、業界で最上位グループ に位置付けられるVCは、長期間にわたり高い
未公開企業やベンチャーキャピタルに関する情報蓄積やデータベースが必要で、それが業界発展に資するという指摘も出ている。國學院大學の秦信行先生は、「望まれるVC投資データの整備」というコラムを寄稿されている。 確かに、日本ではベンチャー企業、ベンチャーキャピタルとも、使いやすく有益で便利なサイトがないようだ(要求水準が高すぎる?)。しかし、個別の企業・ファンド財務情報を入手するのは当該企業の立場からすれば、公表することはまず望まず、データを集めて整備するのは公開企業のようにはいかない。 理由がよくわかっていないが、アメリカはここ2-3年で無料の情報サイトが発展している。筆者が調査で使っているデータベースだけであるが、以下で紹介したい。全体としては、広く多数の会員が個々の情報を持ち寄って無報酬で情報データを構築するWikipedia Styleを取っており、サイト運営者が自分等で情報収集していな
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