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中東情勢
mikinayuta.hatenablog.com
トランスジェンダーQ&A 素朴な疑問が浮かんだら | 青弓社 シスジェンダーにとってわかりやすい視点でトランスジェンダーについて語る本はいろいろとあるけれど、実際にはシスジェンダー中心の社会で一般化されている概念枠組みにはトランスジェンダーの現実の生を語るうえで(そして本当はシスジェンダーの現実の生を語るうえでも)不十分な面がたくさんあって、だから「シスジェンダーにとってわかりやすい」はたいていの場合「トランスジェンダーの現実に大して接近していない」だったりします。 そんななか、本書はかなり珍しい「トランスジェンダーの現実の生を解説し、そのために必要な概念枠組みを提供し、そしてシスジェンダー中心の社会を理解するうえでも(うえでこそ)その概念枠組みが必要である理由をしっかり説明する本」でした。 例えば、トランスジェンダーについて語るときに持ち出されやすい「体の性別と心の性別(あるいはジェンダ
ハラスメントに関する相談をしていたのがいちおう一区切りついた(のか?)ので。 ことの起こりは、今年の春。私をトランスジェンダーだと認識しているある人物Aから、ほかにひとがいない場面で、「トランスジェンダーを認めると性犯罪が増えそうで怖い」、「トランスジェンダーが女子トイレに入り込みたがっている」などの差別発言があり、ストレスで体調を崩していました。で、確か4月か5月ごろだったと思うのですが、もはや朝起きると泣き出してしまったり大学に行こうとすると動悸がして怖くて入りにくくなってしまったりという状態になり、もともと睡眠障害等のために通っていた精神科にハラスメントを受けている件とともに相談し、抗うつ剤を、しばらくあとには追加で抗不安剤を処方され、一時は出勤前に抗不安剤を飲むことでどうにか大学に行けるというくらいになっていました。 それとともにこのまま加害者Aと交流が続くと私の身が持たないと判断
宗教右派とフェミニズム | 青弓社 右派議員と生長の家、日本会議、統一教会といった宗教団体との連携を押さえながら、2000年代の「ジェンダーフリー」バッシングに至るまでの歴史的な流れを確認したうえで、それが「親学」、「女性活躍」、自民党改憲案、「歴史戦」などといったさまざまな局面にどのように繋がっていくのかを辿る本。 津田さんの解説にもありますが、ひとつひとつの点としては知っている事柄が、ジェンダーというトピックを通して線で繋がっていて、逆に言うとジェンダーというトピックをメディアが取り上げてこなかったからこれまで「点」にしか見えていなかったとわかって、いろいろなことが腑に落ちる思いでした。 そして、バックラッシュを進めてきた右派はさまざまに連携をとっているのに、フェミニズム運動の多くはそれぞれシングルイシューで戦っているという問題もある。日本軍「慰安婦」問題や在日コリアン差別、LGBTQ
2023年のトランスジェンダー可視化の日を記念してシアター・フォー・オールで公開されていたので、見直してみました。劇場でふつうに二回見て、そのあと東海林監督と京都みなみ会館でおしゃべりしたときにも見たので、通算四回目ですね。 映画『片袖の魚』公式サイト 『片袖の魚』は、本当に何度見てもいい! 何せ「わかる!」の連続なんですよね。正直なところ私はシスジェンダーのひとのジェンダーやら性やらへの向き合い方は知識としてしかわからないような感覚があるので、なかなかこういう「わかる!」がなかったりします。 地味な格好が「わかる!」 まず、ひかりさんが仕事のあいだ比較的地味で、そこまでフェミニンでない服装、化粧っけも少ない格好で、髪を束ねてるじゃないですか? 私はもちろん監督がどういう意図でそうしたのかとかを聞いたわけではないので意図した通りの理解かはわからないのですが、でも「やるやる! やった!」と思
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