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猫
morita11.hatenablog.com
図書館で『骨董雑誌』をめくっていたら妖怪的に面白そうな記事がけっこうあったのでまとめてみることにした。ざっくりまとめただけで抜けや勘違いがあるかもしれないので、随時訂正するかも。 『骨董雑誌』は宮武外骨が編集発行をしたいくつかの雑誌のひとつである。明治29年(1896)11月〜明治31年(1898)6月の間に号外を含めて全12冊が発行された。後続誌として『骨董協会雑誌』全4冊がある。 『骨董雑誌』および『骨董協会雑誌』は、『頓智協会雑誌』や『滑稽新聞』と比べてユーモアや風刺の要素が見られないことなどから、宮武外骨の仕事としてよく知られているとはあまりいえないところがある。なので、雑誌そのもののことを少し紹介する必要があるだろう。 『骨董雑誌』の記事は「論説」「骨董」「叢談」「文苑」「問答」「雑録」「新聞」「集古百種」「半狂堂随筆」などのコーナーから成り、さらに「骨董」のコーナーは「袋物」「
また、わが四国、九州地方には南洋インド諸島より漂泊して、深く山間に潜み、果実を食いて生活せし人種なしというべからず。もし人、偶然かかる異人種を発見することあらんには、また必ず怪物と見なすべし。 ◆井上円了『妖怪学講義』「第二 理学部門 第五講 異人編 第四六節 山男、山女、山姥、雪女、鬼女」(1894年)*1 鬼は日本に漂流してきた西洋人であるという俗説がある。 ネット上でのカキコミは掲示板や知恵袋系のサイトを中心に多く見られるものの*2、ざっと検索をかけた限りでははっきりと出典を示しているものはほとんど見当たらない。また、こういった俗説の類はだいたいうぃきぺでぃあ先生に聞けば何かしら書いてるんじゃないかと見てみるも、Wikipediaの「鬼」や「酒呑童子」の項目にこの説に関する言及はない(少なくともこのブログ記事を書いている時点では)。 そもそもこの鬼=西洋人説をまとめたものがネット上に
ブログがいつまでも更新されないというのもアレなので何か書こうと思う。 2012年の夏は妖怪をテーマにした展覧会が多数開催された。 福岡市博物館の「幽霊・妖怪画大全集」(会期:6月30日〜9月2日)然り、河鍋暁斎記念美術館の「幽霊図・妖怪画〜異形のものたち〜」(会期:7月1日〜8月25日)然り。 以前と比べて近年はこういった展覧会が増加傾向にあり、各地の博物館や美術館で毎年様々な妖怪展が催されるようになった。 と、よくいわれる。 でもそれって実際どの程度増えてて、毎年どの程度行われるようになってきたのだろう? もちろん妖怪好きの方々にとっては今更何をというような疑問であることは重々承知なのではあるけど、筆者のような若年者にはこれまで妖怪系展覧会が辿ってきた経緯というものがイマイチ実感できない。 なので、わかる範囲で書きだしてみた。 以下は予定含め近年開催の妖怪を扱った主な展覧会の一覧である。
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