サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
猫
mumu-fuwa.hatenablog.com
耳が聞こえない両親と兄と、家族で唯一の聴者の主人公ルビー。 わたしは観終わって映画館を出るのが恥ずかしいくらいに涙を流して目を腫らしたけれど、ほかの人はなにに涙を流すのか、観た人の細かな感想や感情の動きを知りたくなった。 わたしはあまり大きくない街で育った。父と母、兄とわたし。そこに視覚障害のある祖父とうつ病の祖母、知的障害のある伯母(父の姉)が加わった家族だった。わたしは家族の話をするときにこの特徴をわざわざ説明することは少ない。それは家族のそれぞれの特徴でわたしの特徴ではないから。 楽な幼少期ではなかった。 ひとりひとりのエピソードを書いていたらキリがないほどいろんなことがあった。中でも、知的障害を持つ伯母は難しい存在だった。わたしが生まれてすぐの頃、伯母はわたしを人形のように扱って伸びてもいない爪をまだまだふにゃふにゃで柔らかい赤ちゃんの指先の皮膚まで一緒に切って血だらけにしたり。泣
今週のお題「忘れたいこと」 2021年12月19日 M-1グランプリの決勝戦。 わたしが5年ほど推しているロングコートダディが初めて決勝に進出した。 早くあのスタジオで漫才をするロングコートダディを見たいような、見たくないようなソワソワした日々を過ごした。 決勝前夜は緊張して眠れないくらいで何度も寝返りを打った。眠ることを諦めかけてiPhoneを開いたら、決勝に進出した推しがYouTubeでゲーム配信をしていた。何度も言う、決勝前夜。 笑いはバックボーンが大切だと思う。 中高生のころ、クラスメイトのお笑い担当の人気者が爆笑を生み出せたのは長い時間をかけて彼らが面白いと刷り込まれたから。今回のM-1を制した錦鯉を昨年と違った気持ちで見守った視聴者は多かったはず。それは昨年のM-1後からたくさんの番組に出演した二人の姿を見続けたから。苦労している話しも聞いたから。もちろん、昨年と比べると仕上が
踏切の遮断機の前。開かないでいい、ずっと。耳を塞ぎたくなるはずの警報音が今日は響いてこない。遠くで聞こえているような、聞こえてさえいないような。蛍を呼ぶ童謡のそれにも聞こえる。「おいで」と言われているような気がした。行こう。 女性が生きやすい世界とはどんなものをいうのでしょう。 「すべてを捨ててあなたについていく。」は女性のセリフであることが多いから、どこまでも虚しい。 女性とはどうあるべきなのでしょう。 いつもにこにこ静かに笑っているのが理想的な女性ですか。 なにを言われても笑って受け答えして場の雰囲気を壊さないのが理想的な女性ですか。 もしそうであるなら、そんな女性たちが身近にいるのなら、その彼女たちを育てたのはあなたの住むこの世界かもしれません。そうあるべきだと押し付けたのかもしれません。 そして、本当の彼女を知らないだけかもしれません。 卑屈なほどの背景を背にして、私達は女性という
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『mumu-fuwa.hatenablog.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く