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円安とは
n-method.hatenablog.com
毎日アニメを観ていると1クールに何本か「これは」と思える回と出会う。 そうしたとき、これまで点と点で認識していた数多の描写が星座のようにつながり様々な像を結んでいく瞬間がある。これは大変な僥倖で、この経験を得た後に改めて過去の話数を反芻すると初視聴時とはまるで見え方が違ってきて驚いたりもする。 本記事では久しぶりにそのような感覚を味わえたアニメ『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』第9話について現時点で感じたこと、思ったこと、考えたことを時系列順に書き記した。例によって半ば文字起こしになってしまった部分が多いが、本エピソードを楽しむ上での一助となれば何よりの幸いである。 第9話『向こうの親御さんには私から連絡しておくわ』のあらすじを端的に表現するならば、本作のもうひとりの主人公と呼べる少女・月坂紗由(以下紗由さん)が一旦子どもに立ち返り、大人のフリをやめて、少し大人になるお話である。 先に
アニメ『聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>』とはなんだったのか。 TVアニメ「聖剣使いの禁呪詠唱」”最強”の解体新書〈ターヘルアナトミア〉 - YouTube 2015年春、数多くの視聴者を熱狂と狂乱の渦に巻き込んだアニメ『聖剣使いの禁呪詠唱』(以下『禁呪詠唱』)は最終回までその勢いを落とすことなく、怒涛のラストスパートをもって終幕を迎えた。放送当初から「神クソアニメ」とまで揶揄された本作の評価は真っ二つに割れている。絶賛か酷評。酷評しつつ絶賛する人も多い。グラフにしたらきれいな二次関数になるだろう。 この一部での高評価を見て、絶賛する視聴者を「壊れた」ととなえる人が各所で散見されている。たしかにこの作品を手放しで褒めまくる私自身、明確に壊れた実感がある。この作品は間違いなく「クソアニメ」と呼ばれても仕方ないマイナス点が数多く見られるからだ。 にも関わらず、そのどれもがプラスだったかの
東映アニメーション創立60周年記念映画『ポッピンQ』を観た。 傑作だった。快作だった。2016年マイベスト映画だった。そして困ったことに怪作でもある。 マスにヒットする娯楽作品の形と要素単位では重なるものの、できた作品はわりとズレている。人の共感を呼び、説得力を生み出す箇所にぽっかりと空洞が存在するのだ。 しかし、だからこそ凄まじいパワーを内包するに至った代物であった。少なくとも私にとっては。 そしてきっと、まだ観ぬ誰かにとっても。 何かを探して彷徨うような薄暗いキービジュアルが印象的。 神様!tell me tell me tell me 教えて 未来は僕らに光をくれるの? 神様!tell me tell me tell me 答えて 僕らの瞳は 明日を ねぇ?みつめてるの? 冒頭で描かれるメイン5人の悩み、CMでもおなじみ伊純の言葉にならない鮮烈な「あーーーーーー!!!」、そこから卒業
この宇宙には5つの世界があった。 夜と魔法が支配する黒の世界「ダークネス・エンブレイス 」。 祈りと神々が守護する赤の世界「テラ・ルビリ・アウロラ」。 科学と電脳が管理する白の世界「システム=ホワイト=エグマ」 。 武器と軍隊が統治する緑の世界「グリューネシルト」。 そして、青の世界――この「地球」。 ある日突然、その5つの世界を結ぶ門<ハイロウ>が開いた。世界接続、ワールドコネクト。それは、滅亡に向かう合図。 世界を支える力の源、世界水晶が力を失い、5つの世界が完全に繋がると、すべては滅びる。それが世界崩壊、ワールドエンド。 世界を滅亡から救うため、青の世界、地球の青蘭島に、世界を救う力を持つ少女達が集められた。特殊能力エクシードを持つ彼女たちを、人はプログレスと呼んだ。そして、プログレスとリンクしその能力を増幅できる者をαドライバーという。プログレスは、αドライバーと絆を深めることによ
「寄り添うように輝く星も、本当はひとつひとつが何光年も遠く遠く離れています。何もない空でひとり輝きながら、みんな、同じように星達を見上げているのかもしれません。その輝きが、いつか誰かに伝わるって信じながら」 SUBARU×GAINAXの共同アニメーション作品『放課後のプレアデス』が先日最終回を迎えた。言うまでもないが多くの視聴者同様、私は感動し、感動し、感動しきり、今なお心身が前後不覚に陥っている。毎話こんな感じだったが今回は特にひどい。どうにかアウトプットしないと心がおかしくなりそうなのでここにキーボードをとった次第である。 今回はこの史上稀に見る傑作(私の中ではもはや宇宙最高傑作)について、散りばめられた幾つかの謎に関する私見・こじつけをがっつり交えつつ、好き勝手に書き散らしていきたいと思う。 ・可能性の結晶が持つ意志 放課後の魔法使いとしてエンジンのカケラを集める日々を通し、すばる達
放課後のプレアデスを観ていると毎週精神が崩壊寸前までいくのだけれど、今回またしても最高に過ぎるやつで文が長くなってしまったのでたまにはこちらに書く。 ・あおいがすばるに覚える不安 「あおいならすばるのことなんでもわかると思ってたよ」 「……そんなわけないよ」 「すばるちゃん、なんだか変わったみたい」 2話以降、あおいは目の前のすばるが自分の知るすばるなのだと盲目的に信じてきた。しかし、6話ですばるが自分を守ろうとしたこと、何も言わずに突然園芸部に入ってしまったことを受けて、再び不安を覚えはじめる。 2話ラストで、あおいはすばるにこう告げた。 「今度またあいつが来ても、すばるは私が守る」 この言葉が表すように、あおいの知るすばるとは、自分が守ってやらねばならない弱々しい存在、庇護対象に他ならない。 6話のときのように、自分を守るために体を張る強い存在などではない。 あおいはすばるを元気づける
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