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猫
natch61525.hatenadiary.org
9月16日(金) 私の家族が積み上げてきたものの多くをを失いました。 この日はとても暑く、秋田犬の幸姫はぐったりの状態でしたので、 午後から部屋にエアコンを入れて、私は、3時からのテニスのレッスンに 出かける準備を始めました。 テニスコートは車で7,8分ですが、ホームセンターで猫ちゃんの砂など、 買い物をするために早めに出かけることにし、洗濯物を取り込こもうと 2階のベランダに出ました。 ふと、蚊取り線香を焚いているような匂いが鼻をつきました。 私は、夏の庭仕事の時は必ず蚊取り線香を3つも4つも焚くのですが、 この日は庭仕事もしなかったし、今までベランダで焚いたことがありません。 お隣が庭仕事をしているのか、それにしても、すぐ近くで焚いているような 強い匂いです。 ベランダに置いてあるエアコンの室外機がオーバーヒートしているのでは、 と思って、室外機の周りを良く見たり、匂いを嗅いだりしてみ
消防のサイレンが近くまで来ると、近所の方達が駆けつけてきました。 風下のお宅は、離れていても焦げ臭い匂いが風に乗って、 いち早く気付いてやってきました。 「あんた、どうしちゃったのよ!?」「わかりません、突然屋根から煙が出始めて」 私は、泣きじゃくりながら答えました。 瓦の間から炎が出ているのを、どうすることもできず泣きながら見上げ、 もうおしまいだと思わずにはいられませんでした。 肩をギュッと抱いてくれる人、一緒に涙ぐんでくれる人、泣いても仕方ないのだから 泣くな!と叱る人、みな、近所の方々がそれぞれに私を励まし、慰めてくれました。 消防車や救急車パトカーが続々と到着し、それと同時に、 近所で見かけない人たちも集まってきました。 最初に到着した消防団のおじさんが、泣きじゃくる私を抱えて、 「大丈夫ですよ、ちゃんと消してあげるからね」とおっしゃり、私はただ、 「お願いします、お願いします」
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