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コーヒー沼
pablo-pablo.hatenadiary.org
今回のテーマは、ズバリ HOW TO MAKE GOOD FRIENDS WITH BOOKS(本といい友達になるには)です。 ここ一、二年の自分の関心は「知的生産」や「デザイン」にある。ネットが発展してきた現代では、人間にしかできないことがこれから価値を持つ。「人間にしかできないものって何だろうか?」と考えてみたとき、まっすぐに思い浮かんだのが、何か新しいものを生み出す能力だった。それで僕は人にしかできないものを知るために、知的生産術や思考法、発想法についての本を読むことにした。 これらの本を書く多くの著者が、知識や情報を得るソースとして「本を読むこと」の重要性を訴えている。本好きな自分は「ナルホド!」、「やっぱり!」と思ったものの、自分の生活を振り返ってみると、案外この「本との良い付き合い方」を知らないな、ということに気がついた。現代では、本は大量に溢れており、本を読むことも「あたりま
『新潮 2009年1月号』(ひとかげ様の指摘によって、『文學界』ではないことが判明しました。)で梅田望夫と水村美苗の対談を読んでみたので、その感想を書いてみようと思う。現在、雑誌が手元にないため、ページ数がわからなくなっている部分はあとで、足します。 一度、アメリカに行ったあと、「日本語に帰ってきた」二人の話は非常に興味深かった。こちらの対談を読んでから『日本語が亡びるとき』を読めば、水村がどうしてこういう内容の本を書いたのか、ということがよくわかる。 この対談のキーワードは「日本語に帰ってくる/来ない」と「パブリックな精神」だと自分は思った。 水村がその著書『日本語が亡びるとき』のなかで危惧していたのは、英語が〈普遍語〉として機能し、英語圏に叡智がどんどん集積されてゆくような現代(英語の世紀)では、優秀な頭脳を持つ日本人たちは日本語の世界を出て、「帰ってこなくなる」のではないか、というこ
現在、ウェブ上で議論を巻き起こしている水村美苗の『日本語が亡びるとき』について書いてみたい。 この本は、かなり批判を浴びている。仲俣さんのように、水村の物言いや彼女が現代文学に対して抱いている考えに反発する人たちがいることもよく理解できる。 でも、ディテールや水村の書き方をいったん「よこに置いた」上で、水村がどうしてこういう本を書こうかと思ったのか、何をこの本で伝えようと思ったのかということを考えることも大事なんじゃないかな。そうでないと、本を読むということがつまらなくなってしまう。 僕は基本的に著者が伝えてくれることを自分の糧にしたいな、と思いながら本を読むので、今回は水村の本が全体としてどんなことを伝えたかったのか、書いてみたいと思いました。もちろん僕の理解も完璧ではないし、ところどころに穴があるけれど、「少なくともこの部分は受け取った」と思う部分について書きました。5800文字くらい
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