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災害への備え
peraichikun.hatenablog.com
バイトの帰りに、 久々に立ち寄ったスーパーで 大変な思いをしながら お雑煮の材料を購入した後、 大家さんの家に向かった。 ピンポーン チャイムを鳴らすと、 誰も出てくる気配がなかったが、 しばらくして、相変わらずマスクをした 顔色の悪い大家さんが出てくる。 「お雑煮作りにきましたよ!」 俺が野菜の袋を見せると、 大家さんの口元が 少し緩んだように見える。 「おぉ・・・ほんとに来てくれたの?まぁ、上がってよ」 家に上がると、ゲンが玄関まで走ってくる。 「お~よしよし」 大家さんちは、普通に 4人家族くらいが悠々暮らせるくらいの 大きさの家だ。 この前のカラオケの時、 奥さんは5年前に亡くなって、 子供もいないって言ってたから、 大家さん、この広い家にゲンと2人暮らしか・・・ 「風邪の具合はどうですか?」 「うーん、まぁ、もう治りかけだよ」 そうは言ってるけど、無理してるんだろうな。 たぶん、
一昨日、風邪を引いた大家さんの代わりに、 ゲンを散歩に連れて行き、 帰って来た時に、大家さんと、 おせちを食べていないという話になり・・・ その時、 「俺が、お雑煮でも作りましょうか?」 なんて勢いで言っちゃった・・・ そして昨日の夕方。 バイトが早く終わったので、 帰りに、お雑煮の材料を買いに、 家の近くのスーパーに寄る。 正月だからなのか分からないが、 人がごった返している。 俺は、普段、 スーパーなんてほとんど行かない。 ご飯は、バイト先でまかないがでるし、 何か買うとしても、めんどくさがり屋だから、 全部、家の前のコンビニで済ませてしまう。 スーパーなんて久しぶりだなぁ・・・ うーん、お雑煮って何が入ってたっけ・・・ 思えば、お雑煮なんて作ったことない。 広島の実家にいる時は、 どんなんだったっけ・・・? たしか・・・鶏肉が入ってたっけ。 野菜は、人参と大根と、 こんにゃく、ホウレ
俺は今日もバイト。 東京ドームでは、アメフトの 試合が行われるのだが、 大学生たちは、ほとんど帰省しているし、 店長は、正月早々、 俺とタカコさんの二人だけという 強行シフトを組んでいた。 しかし・・・ 昨日の夜、タカコさんが胃腸炎に なってしまったと連絡が・・・・ まさかのワンオペ?! ・・・でも、代わりを探そうにもシフトには、 大学生みんな、×がついて、 出勤できないってなってるし・・・ 無駄だろうな・・・ そこで昨晩、急遽、店長が苦肉の策で、 バイトLINEに募集を募った。 「急ですが、明日、誰か出勤できる人いませんかー? 明日は特別に、時給1.5倍」 すると、深夜にも関わらず、 すぐさまバイトLINEへ山のような返信が。 おいおい!あんなにみんな 予定あるとか言ってたじゃんっ! そして、壮絶な争いの中、 見事、フリーターのヒロセが出勤を勝ち取った。 おまえ・・・京都に帰ってるはずじ
昨日は元旦。 正月番組ってなんでこんなに つまんないんだろ。 そう言いながらも、 かれこれ何時間もテレビ見ちゃってる。 ハァ・・・バイトが久々に休みなのに、 これじゃ虚しい・・・。 どうせなら、正月っぽい雰囲気を 味わいたいけど、 おせちも、餅の一つもないし。 そこで、例年、めんどくさがって ずっと行ってなかった初詣に、 何年かぶりに行くことにした。 俺のイマイチな人生も、 初詣に行かなくなった頃から 始まったような気がするし・・・ 一つ、清い心でお参りをしてこよう。 俺が選んだのは、飯田橋にある東京大神宮。 なにやら縁結びで有名な神社で、 東京の大人気恋愛パワースポット?!らしい!! これは期待できそうだ。 時間は午後4時。 東京大神宮に着くと、 神社の外の道路にズラーーと長蛇の列が。 え・・・?! 元旦とはいえ、これ全部お参りの人?! そんな有名な神社なの? でもやはり一人でお参りに来
新年おめでとうございます! 去年は、この「ぺらいち君のイマイチ人生」ブログを始めて、 本当にたくさんの人に出会えて 支えて頂きました! ありがとうございます! 全ての出会いに感謝です。 今年も、どうかヨロシクお願いします!
あぁ、今日で今年も終わる。 うーん、虚しい・・・。 なんなんだろう。 この虚しくて寂しい感じは? 大晦日っていつもそう。一年を振り返るから? 思えば、今年も去年と同じように過ぎていった。 来る日も来る日も、 朝から晩まで、バイトバイトの日々。 大晦日に限らず、 最近、ふとした瞬間に とてつもない虚しさが襲ってくる。 何をしてるんだろう、俺は・・・って。 いい年こいて、定職にも就いてなければ、 お金もないし、彼女もおらん・・・。 そんな時は、何もかもが 無意味に思えてくるし、 何かを頑張る気力も出てこない。 年々、年齢だけが一つずつ増えていくだけで、 毎年、同じような日々を過ごしてしまう。 でも、たった一つだけ、去年と違うのは、 今年の夏、このはてなブログを 始めさせてもらったこと。 かわいいイラストを描いてくれる 友人のおかげで、 俺の日記のような、読んでもほとんど 何も得ることがないブロ
今年も残すところあとわずか。 でも年末の東京ドームでは、 Hey!Say!JUMP、ジャニーズの 年越しライブがあるから、 俺たちアルバイターは休みなし。 そんな俺たちに 常連のお客さんからの差入れが。 箱を開けてみると、 色鮮やかなマカロンが6種類ほどある。 チョコ、キャラメル、 フランボワーズ(ラズベリー)、 カシス、抹茶、バニラ。 その場にいた俺と 店長とカサハラで分けることに。 「よーし!3人だから、一人2個ずつね」 と、言いながら店長は、 「俺はこれとこれ・・・」 と言いながら、チョコとキャラメルの 二つをつまもうとしている。 うわっ、俺も狙ってたのに!!! まただ・・・忘れもしない。 前のハーゲンダッツの差入れの時も、 一つしかない期間限定のキャラメルトリュフを 大人げなく、我先に持ち去っていった・・・ その時、大学生のカサハラが店長を制する。 「ちょっと!店長!!!ダメですよ
「イグサだわ~」 また、タカコさんだ・・・ あれからタカコさんは、俺に会うたびに イグサイグサを連呼する。 人の匂いを嗅いでイグサイグサって、 いい加減にしてほしい。 「もうずっとそれ言うの、やめてくださいよ~! タカコさんが匂いに 敏感過ぎなんですって~!」 すると、タカコさんは、 すぐさま応戦してくる。 「でも、心理学的には 『人の印象を決定づける一番の要因が匂い』 っていうくらいなのよ!」 「ホントですかぁ??」 「山中教授が言ってたわよ」 「山中教授って、iPS細胞の?」 「そうそう。教授によると、 見た目や性格は二の次なんだってよ」 「へ~・・・」 しまった・・・ 火を付けてしまったかもしれない。 タカコさんは、腕を組みながら、 なおも俺に説明する。 「人って、一度でも「臭い人」って認識したら、 その人見るたびに脳が自動的に 「臭い」って記憶を 呼び起こすようになってるんだって!
クリスマスが終わった・・・ ここ数年、すっかり一人で過ごすのが 定番になってきてしまった。 でも俺だって、 クリスマスの思い出くらいはある。 あれは確か7、8年前のクリスマス。 当時、片思いだった年下の女の子を 横浜デートに誘った。 みなとみらいの観覧車に乗って、 中華街で、ご飯食べて、 よし!ムードある場所で告白するぞ! って計画した桟橋周辺に行ったら、 風が強くて、死ぬほど寒くて・・・ 全然、告白するような雰囲気にはなれず・・・ その後、仕方なく、横浜駅まで戻って、 ムードがある場所を探すんだけど クリスマスだから、どこも人が大勢いて、 2人っきりになれて 告白できそうな場所もない・・・ それで、寒空の中、1時間くらい横浜駅の周りを グルグルグルグル回って・・・ 結局、薄暗くて寂し~い電車の車庫みたいな 場所にたどり着いて、そこで告白したんだっけ・・・ 「付き合ってくれん??」って言っ
昨日はクリスマス・・・ 俺は、結局、昨日もバイトだった。 「なんかクサイ・・・」 パートのタカコさんが、 鼻をクンクンさせている。 タカコさんは、匂いに人一倍、敏感。 おいおい、まさか俺が疑われてる? 大体、こーいう時って 俺のせいにされるんだよな・・・。 案の定、タカコさんが近づいてきて、 俺の服をクンクンし始める。 「うわっ・・・」 「え?」 「・・・なんか イグサみたいな匂い・・・」 「イグサ?」 「うん。イグサだわぁ。 イグサ。うわ~~」 え??・・・そんな・・・。 でもイグサってなんだ? まさか、ついに加齢臭か??? 「え・・・そんなにクサイですか?」 クンクン。 「あ~イグサだわ~」 そこへヤマちゃんも参戦してくる。 「えーー?どれどれ?」 うわー、ちょっと待て。 臭いキャラにされるのは嫌だよ・・・ クンクン。 「え・・・?私は そこまで嫌いな匂いじゃ ないですけど・・・」 ・
「♪ クッリスマスがぁ~ ことしもぉ~ やってくるぅ~」 今日はマルオがやたらとうるさい。 「トミーさん、back numberの クリスマスソングって どんなんじゃったっけ?」 「忘れた・・・」 トミーはぶっきらぼうに答えている。 今日は、クリスマスイブ。 東京ドームでは、 嵐のライブがあって、 バイト先の居酒屋も結構忙しい。 こんな日に、バイトしているのは、 俺とマルオとトミーの 彼女がいない組くらい。 「他にクリスマスソングいうたら、 何があったかのぉ~?」 「・・・」 「・・・」 黙々と仕事をする俺とトミーの後ろで マルオは一人呟いている。 「あ、そうじゃ!! ♪ クリスマスキャロルがぁ~ 流れる頃には~」 「・・・」 「・・・」 「あとはぁ・・・ ♪ クリスマスなんてぇ~ だ い きらいさぁ~」 マルオは、完全無視の俺たちにかまわず、 一人、クリスマスソングを ワンフレーズずつ歌
昨日、東京ドームでは、嵐の 『ARASHI Anniversary Tour 5×20 (12/23(日)~25(火))』 が行われていた。 さらに、後楽園の場外馬券場WINSでは、 年の最後の馬の祭典『有馬記念』。 (結局、俺の応援した オジュウチョウサンは勝てず・・・ ブログで取り上げた人物は不調に陥るという ジンクスは継続・・・w) 俺の負のジンクスについてはコチラ↓ peraichikun.hatenablog.com 俺のバイト先も、色鮮やかな嵐ファンと ペンと競馬新聞片手の競馬ファンでごった返していた。 「はぁ・・・疲れた」 いつもなら飄々としている イケメンのタクマも疲れている。 「もうしんど・・・」 ハイテンションが売りののヒロセまで。 「せやけど、なんや今日、 お客さんの年齢層やけに高ない?」 うーん、言われてみれば・・・ 嵐って言うと、一昔前は、 ジャニーズの若きアイド
痛っ うーん、虫歯を治療したとこが痛い・・・。 熱いものや冷たいものを食べると 銀歯の部分がシミる・・・。 銀って熱伝導率が高いから、 神経に触るんだそうです・・・ こういう事態になって、初めて バクバク普通にご飯が食べれてた事の 有難みがわかるんだよなぁ・・・ 形は違えど、糖尿病と診断された バイト先の派遣社員ハマーンも 未だに普通に食事はできておりません。 それでは、 ハマーンの4コマをどうぞ。 分かる!!!!分かるよハマーン! 分かっちゃいるけど止められないんだよね!! 俺も虫歯にならんように、 寝る前のチョコレートの バカ食い止めなきゃ・・・ 過去の記事はコチラ↓ peraichikun.hatenablog.com
早朝、珍しく早く目覚めたので、 いつもより、かなり早めにバイト先に着いた。 すると店内から、足踏みの音が聞こえる。 ドンドンッドッ!!ドンドンッドッ!! ドンドンッドッ!!ドンドンッドッ!!! あれ?こんな早い時間、誰もいないはずなのに・・・ でも、この聞き覚えのあるリズムは・・・ もしかして、QUEEN? すると、続けて、 ノリノリだがメチャクチャな英語が聞こえてくる。 「♪バリヨロォボーイメラヒッノイ ぷれーゴナビッサッデッ ユガっマっヨっフェイス!!ビッグでぃすぐれいすっ!」 この歌声は・・・ヒロセ。 そうか、映画『ボヘミアン・ラプソディー』見て 感化されたか・・・ 「うぃーーうぃる! うぃーウィルろっきゅーー!!!!シンギンっ!」 裏口のドアの陰からこっそり覗いてみると、 上半身裸になったヒロセが、 机の上に立って歌っている。 ・・・おいおい、一人でなんかやってるよ・・・ QUEE
夕方、バイトから帰ってくると、 丸々とした柴犬が、 大家さん家の玄関の前に ポツンと座っている。 あ・・・大家さん家の犬だ・・・ 俺はワンちゃん大好きだけど、 いつも大家さんの後ろに隠れてるから、 あんまり絡めてない。 怖がりなのかなぁ? 俺は、スライド式のアルミの門扉を ジャラジャラと開け、 ゆっくりと近づいていく。 「大丈夫だよ~怖くないよ~」 すると、犬の方からも 珍しくテクテクと近づいてくる。 これまで全然近づいてこなかったのに・・・ 手を差し出すと、ペロペロと舐めてくる。 「かわいいやつだなぁ・・・よしよし」 ガチャ。 家からリードと小さなバッグを持った 大家さんも出てくる。 それと同時に、犬も大家さんのもとに戻っていく。 「あっ、オノ君!!」 「あ!すみません、勝手に入っちゃって」 「いや、いいんだよ。この前はありがとうね!」 「いえいえ~」 「バイト帰り?」 「そうです」 大
バイトを早上がりした午後6時、 スマホが鳴った。 「あ、オノ君、今日空いてる?」 先週、大家さんとカラオケに行ってから、 大家さんから着信が入ることが多くなった。 しかし、大体いつも バイト中で電話には出られず・・・ バイトが終わるのは深夜になるので 折り返しもできなかった。 カラオケの練習か・・・ でも今日は、 「ウイイレ2019」のアプリ(ゲーム)が アップデートされたから 帰ってからゆっくりやろうと 思ってたのにな・・・ 正直、めんどくさいなぁ・・・ そうだ!これを機に、 うまくヒロセに押し付けて・・・ 「あの~、バイト先に、 俺より歌が上手いやつがいるんですよ! 役者を目指してるヤツで。 そいつ今日呼んでもいいですか?」 「そりゃ~賑やかになるね」 そう大家さんは、快諾してくれた。 ヒロセに連絡すると、 「ほんまにぃ?!! やったー!ほないくわ~」 と、即答・・・w 駅前のガストに
う~さぶい。 ここんとこ急にさぶくなった。 しかも、うちのバイト先は、 外気を直接入れて換気しているので、 冬は極寒になる・・・ そんな時にヒロセの野郎・・・! そんな過去の記事の マンガを描いてくれました! そう・・・ 俺たち、いつの間にかオッサンなんだよな・・・ でもオッサンだってはしゃぎたい時だって あるんじゃいっ!!!( `ー´)ノ にしても、これやられると マジで風邪引きそうになる・・・ ヒロセめ・・・ くそぉ~ 仕返しに、大家さんのカラオケ練習 押し付けてやる~・・・w 過去の記事はコチラ↓ peraichikun.hatenablog.com
ガストでミックスグリルを食べ終えた俺に、 大家さんが話しかける。 「じゃぁ、行こうか」 「あ、はい」 結局、大家さんは何も食べなかった。 俺がミックスグリルを食べている間中、 コーヒーを飲みながら、 にこやかに俺を見ていて、 なんだか急かされているようで、 たまらんかった・・・ そう、なぜか俺は、 家の裏に住む大家さんに 歌を教えて欲しいと言われ、 一緒にカラオケに行くという、 カラテカ矢部太郎の「大家さんと僕」 みたいな展開になってしまった。 (読んだことないから、 よくは知らんけど・・・) 丁度、駅前に、 潰れそうなカラオケ屋さんが 一軒あるので、そこに行くことに。 てっきりスナックとかに 連れていかれるのかと思ったけど、 「お酒が入ると声が出ない」という 力の入れようで、大家さんは、 70歳に見えないほど、 軽快に歩いている。 まさか大家さんと2人で カラオケに行くなんて 夢にも思わ
よっし、よっし。 今日は久々にバイト早上がり。 ここんとこ、東京ドームは嵐のライブで 忙しかったから・・・。 今日は帰って何しようか。 そろそろ溜まった洗濯物も洗わんとな。 また履くパンツが無くなってしまう・・・ 「オノくん?? 201号室の」 突然の後ろからの声に振り向くと、 アパートの大家さんが立っている。 丸々とした柴犬も一緒だ。大家さんの後ろに隠れて こっちを見ている。 「あ、こんにちは~」 大家さんは、70歳くらいのお爺さんで、 どうやら独り身らしい。 俺が住んでいるアパートは、 大家さんの自宅の 敷地の中に、建てられているので、 家の裏には大家さんが住んでいる。 休みの日には、たまに 家の近くで見かけるが、 こう言ってはなんだが、見た感じ、 ちょっと頑固ジジイっぽいので、 軽く会釈だけして済ましている。 でも、あっちから話しかけてくるなんて 珍しいな・・・ 「ちょっといい?」
先日、俺は、 アンナにフラれたショックで、 毎日更新していたブログを 更新しない日が続いていた。 すると、珍しい相手からLINEが。 『ブログ、更新せんのんか?』 広島の実家の親父だ。 え・・・?なんで・・・? ブログのこと知ってる? 親父に言った覚えもないのに・・・。 もしかして、 姉が教えたのかもしれない。 俺の親父は、 真面目な公務員だったが、 最近、定年を迎え、退職。 その後すぐ、 半分ほどの給料で再雇用になった。 どちらかと言うと、無口で朴訥。 面白いことも言ったりしないし、 そもそも、あっちから ほとんど話しかけてはこない。 だから、昔からよく、車の中で 二人っきりになった時とかは、 何を話したらいいか分からず、 気まずい雰囲気に なったことを覚えている。 そんな親父からいきなりLINE? 『おまえも色々あるんじゃろうけど、 頑張れよ』 えっ! 胸が詰まった。 親父は・・・・、
ハァ~~・・・ 思えば、アンナに会うまで、 恋自体からも 大分遠ざかってたから、 失恋するのも久しぶりだ・・・ こんなに辛かったっけ・・・ アンナの彼氏は、俺と同い年の サラリーマンだった・・・ お金もあって・・・ 海外勤務か・・・ それに引き換え、俺は金もないし、 フリーターだし・・・ なんもない・・・。 そんな完璧な彼氏が いることも知らずに、 俺はフワフワモコモコの ジェラート・ピケなんて あげてしまった・・・ 恥ずかしい・・・ フゥ~~~ バイト先の裏口の喫煙所は、 ゴミ捨て場が隣にあるから、 ちょっと臭いけど、 あまり人が来ないので、 一人になれる・・・ ガチャ。 「あっ!ぺらいっち!ちゃーす!」 タクマだ・・・ 結局、こいつも フラれたんだよな、アンナに。 それなのに、 なんでこんな陽気で いられるんだコイツは。 まだ好きかどうか分からないって 言ってたくらいだし、 実際、大し
年甲斐もなく落ち込んだ。 久々に見つけた恋・・・ もうどうしようもなく 恥ずかしくて、辛くて・・・ この気持ちを整理するのに 時間がかかった。 5日前、アンナの誕生日会で アンナがバイトを 辞めると聞いたとき、 突然のショックと同時に、 辞めることを 知らされていなかったことに とても動揺した・・・ なんで言ってくれなかったんだろう。 言おうと思えば、 いつでも言えるはずだったのに・・・ 結局、俺はアンナにとって その程度の存在だったんだな・・・ なんだか胸にポッカリ穴が 開いたような感じだった。 そして、アンナの誕生日の翌日、 アンナの最後の出勤の日、 バイトをやめていくアンナに 俺はどうしても プレゼントを渡したかった。 その日は、平日なのに、 東京ドームで 「スーパージュニア―」とかいう 韓国のアーティストのライブがあって、 お店も結構、混んでいた・・・。 別に韓流を否定する気はない
今日の夜は、 かなり落ち込んだ。 マジかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!! なんで????? アンナがバイト辞めるって・・・ 今日は アンナの誕生日会として、 バイト終わりに みんなで居酒屋に集まって 大いに盛り上がっていた。 俺は、 どうしてもその日中に アンナの誕生日の プレゼントを渡したくて ずっとキョロキョロしながら、 様子を伺っていたんだけど・・・ 突然、顔を赤くした店長が立ち上がって、 「来月のシフト表見て、 気づいてたやついるかもしれないけど、 実は、アンナ今月でバイト辞めるから」 って言うから、 「は?何言ってんだ店長」って 最初は冗談だと思ってた。 けど、アンナも 「お世話になりました」とか 泣きながら挨拶し出すし・・・ それでもまだ信じたくなかったけど、 隣見たら、トモコも泣いていた。 これから、 学校の卒業制作が 大変になるからとかで バイトをしている暇がないから 店長と
いよいよアンナの誕生日が迫ってきた。 どーしよ。 喜んでくれるだろうか。 でも、当日、アンナは バイトに入っていて、 バイト終わりに、大学生たちで 誕生日会と称した飲み会をやるらしい。 くそ、いらんことしやがって・・・ アンナにプレゼントを 渡すタイミングが難しい。 どうせなら2人きりで渡したいし・・・。 まぁダメなら、 また後日でもいいかもしれん。 でも、一応当日の服装は、 アンナに選んでもらった 白のタートルネックの セーターを着てこぉっと。 それに新しく買った 古着の黒のPコートを合わせて・・・。 あれから少しは ファッションに興味が出て、 自分でも服を 少しだけ買うようになった。 「うん、いいね」 俺の家には、 全身を映せるような長い鏡はないので、 夜な夜なカーテンを全開にし、 窓に映る姿で 一人ポーズを決める。 タートルネックは、 首元がイガイガチクチクするから 昔から敬遠してた
カサハラの一言で、 アンナへのプレゼントは 「ジェラート・ピケのルームウェア」 に決まった。 ネットで買おうかと思ったが、 アンナの誕生日までの日がない中、 商品が届くまでどれだけ 時間かかるか分かんないし、 なにより、俺は、 実物を見て触って買いたい派。 「ジェラート・ピケ」の店舗は、 西武池袋の中にある。 というわけで、夜6時頃、 チャリを走らせ、池袋に到着。 店の場所は・・・ 西武池袋の3Fの婦人服売り場か。 ・・・ん?そういえば、婦人服? そうか、これから俺は一人、 婦人服売り場に乗り込むのか。 やべぇ、なんかちょっと キンチョーしてきた。 まぁ、サッと買ってサッと帰ろう。 俺は、周りをキョロキョロしながら ジェラート・ピケの店舗を探す。 でも、最近、デパートの賑わいも めっきり無くなった。 フロアにはお客さんがチラホラで、 どの店も、店員さんが 暇そうにしている。 婦人服売り場っ
ハァ・・・ アンナへの誕生日プレゼントが 未だに決まらない・・・ 今まで女友達や彼女に あげたものは、大体 微妙な反応だったし・・・ たぶん、プレゼントを 選ぶセンスがないんだよなぁ・・・ アンナとは年も離れてるから、 最近の女の子って、 どんなものあげたら 喜ぶのか分からん・・・ でも、もうアンナの誕生日まで 日にちがないし、早くせんと・・・ そう思い、今日バイトの大学生に聞いてみた。 やっぱりここは、女子に聞かないとな。 「トモコ~。誕生日プレゼント もらえるとしたら何が欲しい???」 「え?くれるんですか?! でも、あたし6月ですよ?」 「ん~、まぁ例えばなんだけど」 「え~~?そうですね~・・・」 「うん」 「ホテルミラコスタですかね~」 「ミラコスタ?」 「はい、ディズニーシーのホテルです」 「はぁ~。それって 一泊いくらくらいすんの?」 「う~ん、大体 6万円くらいかな~?アハ
好きな人や恋人ができると デートに行ったり、 プレゼント買ったり、 何かとお金がかかる・・・ そうだ!! 増やせばいいんだ!!!(典型的バカ) そんなダメ人間な俺の 過去の記事を また友達がマンガにしてくれました! うーん、バカだねぇ・・・ こうやって、お金が 逆に無くなっていくんだよな・・・ 一度にそんな大金は賭けないけど、 ちょっとした出来心で使った 今までのお金をかき集めたら、 大層なもんが買えそう・・・ ちなみに、 昨日はG1ジャパンカップ。 結果は、 一番人気C.ルメール騎乗のアーモンドアイが 世界レコードをたたき出す勝利。 買わなくてよかった・・・w あやうくアンナのプレゼントを 買えなくなるとこだったぜ・・・。 過去の記事はコチラ↓ peraichikun.hatenablog.com
ん~・・・ アンナの誕生日プレゼント ・・・何にしよう? 俺ってセンスないからな・・・ バイトのみんなには言ってないから 相談しづらいし・・・ 「ぺらいちさん!!」 マルオがいつの間にか、隣にいる。 気づかなかった・・・ 「お、おうマルオ。どした?」 「丸はカープに残るんじゃろうか!!」 「ん?あぁ丸ね。マルオはどう思うん?」 マルオと俺が一緒になると、 日本シリーズが終わった今でも、 ほとんどカープの話題で持ちきりだ。 最近はもっぱら、カープの三連覇に 大貢献した丸佳浩選手の移籍問題。 FA(フリーエージェント)権を 獲得した丸が、 故郷の千葉ロッテ、もしくは、 昔からファンだったという巨人に 移籍するか、 そのままカープに残留するか・・・。 「いやー、ワシ、 丸には残ってほしいのぉ」 「でも丸は千葉出身じゃし、 巨人のファンじゃろぉ?」 「じゃけど!ワシ、 丸は他球団に行っても、きっと
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