はじめに Gompertz 曲線(信頼度成長曲線)はプログラムの残存バグ数推測に使われます。 私は職業プログラマではありませんが、数年前にC型肝炎ウイルスと Gompertz 曲線の関係1について研究していたことがあり Qiita 読者の皆様にも参考になると思い投稿させて頂きます。 指数関数的増加・減少 Gompertz 曲線の解説に入る前に、指数関数的増加・減少について説明します。 高校の数IIIで使った「微分・積分」の教科書を思い出してみましょう。(本稿の内容は高校生レベルです。) ある一定の倍加時間(a)で分裂して倍増する細胞があるとします。10個の細胞が時間 a 経過すると20個、100個あれば時間 a 経過すると200個になります。10個あった時の単位時間あたりの増加速度は10/a 、100個あった時の単位時間あたりの増加速度は100/a となります。つまり増加速度は、その時に存