2群間での統計検定手法をまとめました。PythonのScipyモジュールを使った実行例とともに、各手法について説明していきます。 実行例で用いるモジュールはこちらです。 対応のあるt検定 2群間の平均値の差を比較する検定 2群間の平均値が独立とはいえない、つまりデータに対応がある(従属である)場合に用いる 用いるデータ Rのデフォルトデータセット「sleep」を用います。 このデータセットは、薬剤1と薬剤2の2種類の睡眠薬を10人の被験者にそれぞれ投与した際に、増加した睡眠時間を記録したものです。 2種類の薬剤を同一被験者に投与しているので、その値には対応があるといえます。 A = np.array([0.7, -1.6, -0.2, -1.2, -0.1, 3.4, 3.7, 0.8, 0.0, 2.0]) B = np.array([1.9, 0.8, 1.1, 0.1, -0.1,